きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

げいじつ日和。

 

最近、絵の話などをよくしていたから、急にアートを見たくなったので、美術館へ行ってきた。

八重洲にある、アーティゾン美術館である。

ブリヂストン美術館と言えば分かるだろうか。

 

ブリヂストン美術館は、BBAが幼稚園の頃、母親に連れられて生まれて初めて行った美術館であり、小学生の頃には夏休みの芸術鑑賞の宿題で訪れ、初めて自分のお小遣いで絵画のポストカードを買った美術館でもあるので、なんとも思い入れの深い場所である。

 

新しくなってからは初めての訪問だったので、ネットでチケット予約を取って、楽しみに出かけてきた。

今回は常設展で、今までの収蔵品の他、新収蔵作品も含めて、総数200点前後の見応え十分な展示だった。

収蔵数は多いのだが、各テーマを13グループ+αに区切り、分かりやすく展示されていた。

参考までに。テーマを列挙。

1.藤島武二の<東洋振り>と日本、西洋の近代絵画

2.キュビスム

芸術家の肖像写真コレクション

3.カンディンスキーとクレー

4.倉俣史朗と田中信太郎

5.抽象表現主義の女性画家たちを中心に

6.瀧口修造実験工房

7.デュシャンとニューヨーク

8.第二次大戦後のフランスの抽象美術

9.具体の絵画

石橋コレクションの国宝・重文・重美

10.オーストラリア美術-アボリジナル・アート

11.日本の抽象絵画

12.石橋コレクションの超高精細スキャニングプロジェクト

特集コーナー展示「マリノ・マリーニの彫刻と版画」

13.アンリ・マティスの素描

 

なぜブリヂストンが好きかと言うと、子供にも分かりやすいザ・アート的な絵画もたくさんあるのだ。

小学生BBAは、ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」が大好きで、この子も変わらず、楚々と展示されいるので安心した。

誰もが知っているピカソセザンヌもブラックもクレーもマティス尾形光琳の作品もあるので、「あ、これ見たことある!」というきっかけで、子供に興味を持たせるにはちょうど良い美術館だと思う。(もちろんそればかりではない。)

ちなみに、人気の草間彌生猪熊弦一郎の作品も展示されている。ほんとにバリエーション豊かで見応えのある美術館はなかなかないと思う。駅近で、こんな素敵な箱で快適に鑑賞できるなんて、大変有難いことだ。

 

今回は、セザンヌピカソの作品と解説を見て、キュビズムというものがちょっと分かった気がした。デュシャンとコーネルの作品もじっくり見られて良かった。

何より平日に1人で行ったので、静かに、じっくりと堪能ができたのが至福だった。

 

あと驚いたのは、ほぼどの作品もスマホでの写真撮影が可能となっていた。

たまに、あちらこちらでパシャパシャと撮影音が聞こえていた。

時代は変わったなあ~。

 

とにかく、1200円(ネット予約)でこんなたくさんの名画を見られるのは貴重だと思うので、絵画好きなお人は行かれるとよろしいかと。9月5日までだそう。