きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

素敵。

 

会社を休んで、最初の会社の先輩と一緒にランチビールを飲むことになっていた。

さて、支度をするかと考えていたら、急遽先輩から連絡が入った。

先輩の旦那さんが突然高熱を出して喉がいたいと言っていると、

もしコロナだった場合、先輩も感染している可能性があるのでどうしようかと言うので、仕方ないけどじゃあ延期しましょう、という運びになった。

 

予定がなくなってしまったので、代わりに以前から観ようと思っていた映画を予約して、有楽町まで出た。

大好きなクライマー山野井泰史さんの映画「人生クライマー」である。

ぎりぎりで劇場へ飛び込むと、ぽつぽつと人が。2,30人くらいはいるであろうか。

やっぱり人気なんだなあ。

映画は、山野井さんの子供の頃から今に至るまでの山歴や生き方を中心に描いていた。

もちろん妙子さんもたくさん登場していて、そこにも特別な夫婦の繋がりがあった。

北壁も、西壁も、小説ではたくさん読んで、地図や写真でも見ていたけど、実際の映像で見ると、あの垂直以上の大きな壁の偉大さ、脅威を感じた。

ああ、多くの人が、ここに挑んで命を落としていったのだなあと、でも二人はちゃんと生きて帰って来られたのだなあと、ありがたかった。

途中、私が山岳記事で親しみのあった野田賢さん(故人)も登場していて、哀しくなった。ああ、もういないんだよなあ…。

映画では普段の泰史さんの姿も多く映されていて、思っていた以上に明るい人でびっくりした。クライミング中も大きい声で気合(というか叫び声に近い)を入れていたり、知らない姿が見られて嬉しかった。

ふと、山野井さんの精悍な顔と鋭い眼光を見ていて、誰かに似ているなあと思っていたら、サッカーの三笘くんに似ている。きっと彼も更に大物になるのかもね。

 

映画を観た後は、VIRONまで足を延ばして、前回食べ損ねたパンオショコラ(どこまで食い意地が張っているのかしら…)とレトロドールのバケットと、エピを買って帰った。

お陰で現在、私の上顎は、傷だらけである笑。でも美味しかった。

 

先輩には会えなかったけど、なかなか素敵なお休みを過ごせた。