先輩の中に、私の韓国ドラマの眼識を信頼してくれている方がいる。
よく「信頼と実績の〇〇だからね」と言ってくださる。
でも、私の好みは、かなり偏りが強いので、読書や日本のドラマや映画の好みの傾向を見て、自分と似ているなと思う人にしか、強く勧めてはいない。
最近、色々と積読を消化しようと頑張っているのだが。
佐藤亜紀さんの『醜聞の作法』を読んで驚いた。めっちゃ面白いのですけど…。
この人の、文章力、表現力、語彙力、発想力、構成力…、どれを取っても素晴らしい。
いつも、読書をする際に参考にしている豊崎さんが絶賛しているだけある。
異国の話なのに、これ、ほんとに日本人が書いているの?!と思うくらいに、全く不自然じゃない。チェーホフを読んでいるような感覚。
もっと時間のあった前職の時に、たくさん読んでおけば良かったと後悔。
(でも、悔しい反面、まだ素晴らしい本をこれからも読める!という希望もあって嬉しい。)
面白過ぎて、一気に読んでしまった。年末年始用に佐藤さん作品を何冊か買おうと思う。これこそ、本物の、信頼と実績の豊崎さん&佐藤さんだわ。