久しぶりに図書館へ行った。
ネットから図書予約しようと思ったら、いつの間にか失効していたため、再発行しないといけなくなったからだ。
そんなに利用していなかったっけ?
…まあ、登山とか、試験勉強を始めてから、本を借りることを辞めていた気もする。
ほんとに時が経つのは早いのね。
無事に手続きを終えたので、せっかくだからちょっと調べものでもしてから帰ろうと、貸出禁止の書庫から、官公庁発行の20年度の白書を取り出し、空いていた席でパラパラとチェックする。
コロナでね、世界中、日本中、やばいことにはなっていると思っていたけど、統計でみると、酷いな。折れ線グラフが軒並み、20年度の部分だけ急降下している。
データで見るとかなり悲惨な日本の惨状にちょっと涙が出そうになる。
それにしても、官庁の人たちは、支援策の策定や、助成金の手配とか、この大混乱の中でも、通常通りに白書を発行するなんて、ほんとに有能だと思う。担当の人たちは、ほとんど寝られていないんじゃないのかな。
いやいや頭が下がるな~、と感心していたところ、図書館の職員さんがやってきて、
「すみません、こちらのお席は事前に使用申請が必要なお席ですから、申請なさってください」と注意された。
「あっ!すみません。大丈夫です。結構です」と慌てて失礼した。
そうだった。
長らく利用していなかったので、利用のルールも忘れてしまっていた。
とんだ浦島太郎だよ。