年に1度の苦行(人間ドック)へ行ってきた。
勤めている会社によっては、健康診断で済ませているところもあるらしいが、
BBAの以前勤めていた会社も、現在の会社も30歳からは、人間ドックを受けることが義務付けられている。
ささっと小一時間で済ませていた健康診断と違って、人間ドックは1日がかりなので、ほんとに疲れるし、とっても苦痛。
採血、尿、検便、身長、体重、ウェスト、体脂肪、血圧、肺活量、視力、眼底、眼圧、聴力、心電図、レントゲン、問診、は通常の健康診断通り。
(そうそう。3,4キロアップの激太りを心配していたのだが、土壇場断食効果か、前年比+1.0キロで押さえられた。ホッ。でも肥えたことには変わりないのであと2キロくらいは落とそうと思う。)
そして次からが面倒。
内臓と乳房の超音波。ほぼ腰から上を脱いだ状態で、ゼリーを塗りたくられた上、超音波で腫瘍や腫瘤を探していく。BBAは以前小さい腫瘤が見つかっているので、更に時間をかけて検査される。
次は、乳房の触診。超音波で見つけた異変を触診して調べられる。
こ、これが、今回、男性の医師だったので、一瞬「ひぃっ」と息を引いてしまった。
先生だし、検査だから仕方ないけど、やっぱり気分は悪い。
そして次は子宮頸がんの検査と、子宮内超音波と、触診。
こ、これも、今回、5年振りくらいで男性医師だった!!!「きゃーーー><」と、心の中で絶叫するが、耐えて検査を乗り越えた。
いやあ、仕方ないことだけど、見知らぬ男(といっても先生なんだけどさ)にお恥ずかしい部分を見られるのは、さすがにBBAでも気分は最悪だわよ。もう、その後、ぐったりしてしまう。
そして、ラスト。
今後胃の検査をする人にアドバイスをするとしたら、バリウム検査はやらない方がいい。できるだけ、自己負担だとしても、胃カメラに変えた方がいい。ほんとに苦痛だから。
一番楽なのは、うとうと眠る麻酔を打って、寝ているうちに検査を終えてもらう方法がベスト。でもこれは、人間ドック日が2日間に渡るため(麻酔後、1~3時間ほど仮眠させられ、特に女性は婦人科検診が時間がかかるため、同日では難しいらしい)、忙しい人には向かない。
BBAは、2日はさすがに休みが取れないので、喉の麻酔(麻酔薬を凍らせた氷を舐めて口の中で溶かす)で口からの内視鏡検査を受けている。鼻からの内視鏡は痛みが少ないのでいいと言われているが、鼻炎持ちの人は鼻腔が腫れているので、血だらけになる可能性があるためおススメはできないらしい。BBAも看護師さんに言われて、諦めて経口にした。
この内視鏡検査、直径1センチくらいのカメラを飲み込む最初が、一番苦しい。
痛い、訳ではないのだが、とりあえず苦しい。
左を下に、横になり、口元にはお皿とハンドペーパーがたくさん敷かれ、
その上には、涙も、涎も、鼻水も、頭の水という水が飛び出てていく。
「グエェッツ。ウエェッ。」と嘔吐きながら頑張って飲み込む。
先生や看護師さんから「頑張って、頑張って、出さないで、ぐっと飲み込んで!」と励まされる。
看護士さんは優しく背中をさすりながら応援してくれる。
この5秒くらいの地獄を抜けると、あとはもう楽。
モニターを見ながら、カメラがするすると、食道、胃、十二指腸まで進んでいることが確認できる。
BBAは野生児だったので、井戸の水も山の水も川の水も飲んでいたので、しっかりピロリ菌保有者だった。今は除去済みだが、やつらの残した傷は一生消えないらしく、抉られた跡が、縞模様のようになっていた。
この抉られた部分に、腫瘍や癌ができる可能性が高いらしく、毎年ここを監視していかないといけないらしい。
今回も異常なし。無事に終えたが、検査漬けの1日だった。
来年の苦行に向け、気持ちを研鑽していきたい。
余談だが、今回、やけに男性医師がたくさんいたので、女医さんが多い検診センターに変えようかなとも考えている。それとも、女医さん不足でどこも同じ現象が起こっているのだろうか?医師不足の影響がここまで響いているとは。不正入試問題などでは、体力の必要な外科医のためにも、男性が多い方がいいのではと思っていたが、こういう点では、女性の医師もやっぱり必要だわ!と感じた。