妹の小学校の同級生が亡くなってしまった。と、母から連絡がきた。
同じ町内だったし、妹の同級生だったので、その子が幼い頃からよく見ていた。
いつもニコニコして、笑顔の可愛らしいお嬢さんだった。
元々身体が弱いのは知っていたが、事故で亡くなってしまったという。
実家に帰るとたまに彼女がとぼとぼと散歩をしているのを見かけていたが、もう会えないのかと思うとやるせない。
私は十年前に、大学の仲良しグループの一人を事故で亡くしている。
グループ全員が、気がおかしくなるんじゃないかと思うくらい、毎日泣いて、憔悴した。
私たちが今も結束が固いのは、彼女を亡くした強烈な寂しさを共有しているからなのだろう。喜ばしくない理由だけど。
そして、その時に解ったことは、死んだのが悲しいのじゃなくて、ここにいないのが、寂しくて悲しいのだということだった。
どうか、来世ではもっともっと幸せになってくれますように。