独身村の会合の時に、
親の墓の話をみんなでしていた。
田舎の方では、自分の土地の田んぼの真ん中に先祖代々の墓があったりするので、墓じまいも必要ないし、墓守がいなければ朽ちていくのみ、お金もかからないらしい。
羨ましいねえ、、、と、東京者の苦労を語っていた。
東京者の墓は、ずっと金がかかるし、払えなくなった途端に、処分されちまう。
なので、これから先に世話をする予定の甥か姪にはちゃんと墓守代を遺産としての残さないといけないのだわ。大変よ…おばさんは。
話の続きで、うちの祖父母の入っている墓の話をしていたら、村人の一人が、
あれえ?うちの親もその辺で買ったって最近話してたな…、
と言い出すので、
どの辺の、この辺の、あの辺?あそこ?!
と答え合わせをする如くに墓を特定していたら。
なんと、村人と私の祖父母の墓、うちと同じ霊園だった!!
すなわち。
私たちが、このままずっと独身で、ひとり死んでいくとなると、
両親と同じ墓に入っちゃうってことであり、
同じ霊園の墓に入っちゃうってことになる。故に、あの世でも仲良しなんだわ笑!!!
村人たちが一斉に
「やだーーー!!!!死んでも尚、近所で遊んでるんじゃん!!どれだけ仲良しなんだ?!!」と大爆笑した。
そうか…。
そう考えると、あの世も楽しそうだな。