仕事帰りに、会社の若い子と美術展に寄ってきた。
彼女が今日行くんだと話していたのに私が便乗したのだけど。
場所は東京ステーションギャラリー。
建築家辰野金吾の設計。
お馴染みだけど、レンガの壁面やレリーフをあしらったドームは素晴らしい。
クラシックで、洗練されている建物である。
今期の展示は、「みちのくいとしい仏たち」
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202312_michinoku.html
北東北の神仏たちが集結。
プロの仏師ではない、大工さんなどが作った民間仏は、その土地に住む人々の祈りや悩み、願いに寄り添って日常の暮らしの中に溶け込んでいた。
そんな素朴でユニークな仏たちが東北から上京されていたわけで。
普段の仏像展と違うのは、笑顔の仏が多かったこと。
口を大きく開けて笑っていたり、腕の長さや頭の大きさがどうみてもバランがおかしかったり、素人感や手抜き感も否めないのだけど、それはそれでいい味として受け止められた。
個人的には、ウイッシュポーズをしている仏や、達磨さんの仏が好きかな。
あと鬼の仏とかも良かった。
連休前にほっこりできた。2月12日までよ。