慌ただしい日であったとしても、飽きずに毎日欠かさず、韓国ドラマだけは観ている。
執念なのか、中毒なのか、なんなのか、もう判別できない。
ここ2年くらいは、日本放送を待てず、韓国放送を直(といってもネットで)で見ることが多い。
もちろん7割くらいは、簡単な字幕を入れたものを見ているのだけれど。
勉強している手前、韓国語でセリフを聞いて、とりあえず頭の中で自分で和訳を展開してみて、それが字幕とどのくらい乖離があるか、チェックしながら見ている。
最近、私は知らないけど、よく使われている単語がちらほら現れているのに気づく。
分からないものはとりあえず辞書で調べているのだが、どうやって引いてみても、その言葉が見つからない。
にっちもさっちもいかないので、疑問の単語を書き溜めて、毎週、韓国語の授業の最後に先生に聞いているのだが、普通に市井の人が使う言葉が意外と辞書に載っていないということを発見した。
日本を基準にして考えると、広辞苑などの辞書に載っていないものは、新しい言葉や、スラングのようなものだったりするので、正式な場では使用を控えた方がいいと思われる言葉が多数ではないだろうか。
韓国も同じなのかと思ったら、辞書には載っていなくても、普通に、目上の人に対しても使っても大丈夫なものも多いのだそうだ。でももちろん使えない言葉もたくさんあるので、その辺は自分で線を引いて使うしかない。しかし、それがまたその判断が難しいのだ。
基本は、丁寧で正しい韓国語を話せる日本人になりたい。(…その前に、まずしっかりした日本語を習得するのが先だという意見もございますが……汗)
なので、辞書やテキストに載っている単語を用いて会話をすることが無難なんだろう。
でもたまには、新しい言葉を使って、冒険したいこともあったりするのだ。
言葉って、学べば学ぶほど、掘り下げるほど、思わぬ疑問に直面してしまう。ほんとに難しい。
そういえば、先生から「韓国語の勉強になるし、このドラマは韓国ドラマ史を変えたと言われているほどの作品なので、見ておいた方がいいよ」と、お借りしているドラマがある。題名は、「勝手にしやがれ」。ジュリーではないよwww。若かりしコ・ヒョジンやイ・ナヨンが可愛い。肌が、つるっつる!そして、現在の韓国ドラマ界の名脇役が勢ぞろいで驚く!およそ15年前なので、みんな若い!今週まで見ていたキム・ジェウクも出ているではないか。
ここ数年の現代劇で、若い子がよく「テバ(대박)」(日本語だと「スゲー」とか「ヤバい」という意味)という単語を使っているので最近の言葉だと思っていたら、「勝手にしやがれ」でも、ヤン・ドングンがよく使っていた。なので昔からある言葉なのだと知った。
…と、最新の作品と、ひと昔の作品を交互に見てみるというのも、言葉の変遷が分かるので勉強になる。でも、一向に言語を学ぶ困難は変わっていない。