毎日こう暑いと、家に引きこもりがちになる。
でも一歩も歩かないのも、初老としてはどうなのか、膝に悪いのではないかしらと、外出することにした。
昼間は暑いので、夜の遅い時間に映画を観に行く。
話題の『ルックバック』。
夜遅い時間にも関わらず、満席。人気が伺える。
原作を読まずして観たのだけど、とても良かった。
先日の「二十世紀のキミ」に続き、青春劇(一般的には)。
子供の頃に何かに夢中になるって、とても貴重な経験で、その対象だったり、共有できたりする人間に出会えることってほんとうに奇跡だと思う。二人は偶然にも、二つを手に入れて自分の人生を切り開いた。
青春って、若いって、尊い。難しいかもしれないけど、若い人には、今生きている1分1秒が、とても貴重で、光り輝いていることを意識して、大切に生きてほしい。歳を取ると、その頃がとても眩しかったのだなと気づくものだから。
また、モノを作る人たちにとっては、非常に胸に刺さる作品でもあると思う。
ひとつを生み出すたのに、どれだけの時間やどれだけの努力をしているか、どれだけの孤独を抱えているのか、というのを受け手へ思い知らせていたりもする。なにかを生むってほんとに尊いことだ。
とてもとても胸に沁みた映画でした。
おススメです。