友人とお別れして、一人になった。
さて、どうやって、これから数時間過ごそうか……。
本当は、北大の植物園とか、博物館などへ行ってみたかったのだが、雨の中を歩くのが面倒なんで、雨の当たらない札幌駅周辺の地下街で時間が潰せるようにする。
お土産もほとんど見てもいない状態だったので、地下街にあるお土産ショップで、何を買おうか物色する。
物色するだけで、あえて買わない。
荷物が重くなるので、買うのは空港で。
1時間くらいお土産候補を眺めて歩き、駅ビルの中にある、おしゃれなカフェでコーヒーを飲んだ。
ここのカフェ、私が好きなシモネリのエスプレッソマシンを使っているじゃないの！
十数年前、韓国で初めて珈琲を飲んだときは、ほんっとに美味しくなくて＞＜
もう韓国では飲まん！と思ったものだが、
ドラマ「コーヒープリンス1号店」が流行ったおかげか、その後は急速に珈琲が美味しくなった気がする。
数年前に韓国のカフェで飲んだ珈琲が美味しくて、何のマシン使っているんだろ？！と思ったら、それがシモネリだったのだ。
数軒、カフェをハシゴして、「ああ、美味しいな」と思ったお店のマシンがことごとくシモネリだったので、私の好みの味を出してくれるマシーンなんだと分かったのだ。
ただ、日本では代理店のメンテナンス面での評判が悪いようで、あんまり見かけないのが残念なところ。
が、まさか北海道で出会えるとは！思わなんだ。
久々の、シモネリの珈琲を、じっくり、ゆっくり味わいながら飲みました。
ゆっくりカフェにいても、時間はまだまだたっぷりある。
さて、どうしようかな、と思って、ビルのフロア案内図を見ていると、
最上階に、映画館が、あるじゃないの。
じゃあ、映画でも観るか！と思って映画館のある階へ行ってみる。
知り合いのご縁もある賢人くんを応援したいところだが、私はガッキー大好きオバサンなんで、ガッキーを取る。
旅先で映画館を観るなんて、初めてじゃないかな。なんて贅沢な使い方なのでしょう～。
『ミックス』は、リーガルハイの古沢良太さん脚本なので、リーガルハイ同様、コミカルでリズミカル、生き生きとした可愛いガッキーが堪能できた。瑛太も汚らしい、でもカッコいい元プロボクサーを演じられていた。瑛太は、歳を重ねた方がいい男になるなあ～としみじみ感じた。汚いけど、カッコいい味を出すってなかなかやろうったって、できるもんじゃないし。ただ汚いだけのオッサンになるか、面白味なく、つるんとカッコいいかのどちらかじゃないのかな。
私の中では、「汚なカッコいい男」の称号は、浅野さんと、村淳と、オダジョーと瑛太だろうか。色気があってよろしい。自分が年を取った証拠だなー。
映画を堪能し、とりあえず新千歳空港へ向かう。
また、お土産を物色し（まだ、買わない。）、空港内を探索する。
飛行機についての展示とか、操縦シュミレーションとかのコーナーもあるんだな。
普段は素通りする場所も、じっくり周ると楽しませてくれる場所が色々とあるものね。
飛行機の搭乗を眺めたり。
働いている人たちを観察したり。
のんびり楽しんだ後は、腹ごしらえ。
この旅でまだ食べていなかったものは、スープカレー！
ということで、スープカレーのお店に行く。
お店の前に着くと、順番待ちの人たちが外の椅子で座って待っている。
この人の多さから、恐らく美味しいはず。
スープカレーlavi
https://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010701/1042563/
こちらでいただいのは、チキンto野菜焙煎エビスープカレー。
エビを焙煎して煮出したスープに、たくさんの野菜と、ホロホロになった骨付き鶏肉が入っている。このエビのスープ、コクがあってとっても美味しい！そして、素揚げされた野菜もどれもやわらかくて、新鮮！鶏もホロホロに柔らかくした茹でしてあるにも関わらず、旨味はちゃんと残っていて美味しい！いや、このお店、あたりだわ。次も絶対行こう。
ほんとに昨日からエビにはお世話になりっぱなしだわ。
お腹もいっぱいになったことで、ここでやっと！会社やお友達に渡すお土産を買い、
1時間くらい本を読んで時間を潰そうと搭乗口の待合室に行く。
1時間だと思ったのに、この日は台風の影響で、羽田発の飛行機たちがことごとく遅延しているとのこと。
結局30分遅れで飛行機は飛ぶことに。
それまでの1時間半、最初に持ち込んだ単行本を読み続けた。
結局飛行機の中でもずーーっと本を読み続け、なんと読了！
伊坂幸太郎の『死神の浮力』。前作の『死神の精度』が面白かったので手に取ったけど、こちらも大変に面白かった！前作でも思ったけど、千葉さん好きだわ。浮力がどう関係するのかなあと思ったら、最後でああそうなんだ、と納得した。
いつもとはだいぶ勝手が違う旅だったけど、予想外に色々できて、大変に楽しかった。
春になったらまた札幌に行きたいなあー。
