1年振り?
くらいに、渋谷に出てきた。
先日購入した、bunkamuraオーチャードホールで小山実稚恵さんのピアノコンサートを聴きにいくために……。
渋谷は、BBAにとっては昔も今も「渋谷の関所」の如く、越えるのが面倒で、億劫で、恐ろしい場所なのだが、文化村やパルコ劇場があるので、年に数回、勇気と気合で臨む場所なのだ。
今回も前日から気合を入れて、勇気を出して、渋谷へ向かった。
行きには、銀座線渋谷駅の近未来的なホームを眺め、ぽわーっとのぼせながら、久しぶりのスクランブル交差点では人混みに揉まれて、文化村へたどり着いたときには、疲弊で心が擦り切れてしまった。
でも、肝心のコンサートは素晴らしく、生演奏は最高だ!と再認識した。
小山さんも久しぶりのコンサートであったと思われて、演奏できる歓びが、手から音から溢れ出しているようだった。ぴゅんぴゅん音符が飛びだしているように見えた。
演目は、ベートーヴェン、ピアノソナタ第30番ホ長調作品109と、バッハ、ゴルトベルク変奏曲BWV988。ゴルトベルクの30篇を生演奏で聴いたのは、今回が初めてだったので、感激してしまった。1時間弱の演奏ができるって凄いことだと思う。もちろん暗譜なのだけど、どうやって覚えるのだろう。もう体感というか、感覚なのかな。
今年はベートーベンの生誕250周年だそうですよ。本来なら、世界中でベートーベンが演奏されていたのだろうけど、コロナだからほとんど中止に追い込まれているみたい。年末には第九を聴くことができるのかなあ?