先日見つけた面白かったドラマは、最後まで面白かった。
Netflix制作ドラマの「愛しのホロ」。原題は「私 ホロ(一人の)君」。
いつも思うけど、原題と邦題から想像される内容が離れていると、手に取る機会を失うことになるので、ほんとにやめてほしい。
なんでもかんでも安易に「愛しの」と付けちゃえばいいというのは、どうなのかしら。
内容は、天才AI開発者のコ・ナンド(ユン・ヒョンミン)と、ナンドが作った人型のAIホログラムのホロ(ユン・ヒョンミン)、メガネ企画会社に勤めるOLのソヨン(コ・ソンヒ)の三角関係が織りなすSFファンタジー。サスペンスも少々。
ネタバレではないけど、以下まあまあな内容↓
失顔症を患っているため、人付き合いが上手くできず、孤独な日々を送っていたソヨン。そんなソヨンが偶然に、人間型のAIホログラムの「ホロ」に出会い、いつしか癒され心を許していく。
「ホロ」とは、天才AIプログラマーのナンドと、姉のユジンが作ったベンチャーが開発した作品。特殊なメガネをかければ、その瞳の中にその人を主人と認識する従順で最高知能を持った人間型のAIホログラム(ホロ)が現れる。そのような革新的技術を何者かに狙われることになってしまう。追手から逃れるために、偶然「ホロ」はソヨンの元へ辿り着く。
「ホロ」に出会ったソヨン、「ホロ」を取り戻すためソヨンに近づくナンド(ホロの外見はナンドがモデル。しかしホロとは正反対の冷酷で孤独な人格。一人二役)は、優しくて完璧なホロを介し、不器用ながら、傷つけ合いながら、生身の人間の持つ優しや愛情を抱いていく。
また、ホログラム型のAIがもたらす便利で快適な世界が広がる一方で、都合良く便利なAIに依存しすぎる人たちが社会問題に発展してしまう。
ホロを狙う組織は何者で、ホロをどうしようとするのだろう?
ソヨンとナンドの過去のトラウマはどんなもので、それは解決するのだろうか?
そして、ホロの行末は?!
……と、ロマンス要素がありながら、サスペンス要素もあったり、現実的に我々に迫っているAIの世界を少し身近に想像させてもくれ、何よりも優しくて嘘のつけない素敵なホロにこちらまで癒された。
なんというか、切なさや、寂しさや、温かさが綯交ぜになったドラマだった。
ちなみに、2PMのチャンソンやチェ・ヨジンなども出演している。
深夜に一人、見ているせいなのか、このご時世なのか、寂しい感じがとても胸に響き、ちょっと涙が出てしまった。
この、切ないのに温かい感じ、、、何かに似ている、、、と思っていたら木皿泉作品に似ている気がした。
そして、一晩明けて、朝起きるなり、もっと近い物を思い出した。
ドラえもん全巻読んでいる人なら分ると思う!
こんなこと言ってるの、私だけかな(笑)?