ストレス深刻度を測る際、自分の場合は通勤の景色で判断する。
いつでもどこでも頭の中が仕事のことでいっぱいなときは、家から会社までの景色は一切頭にない。その時は、一瞬感じたり、怒ったり、驚いたりしているかもしれないが、自宅へ着いた時には、全く記憶にない。
心も身体もいっぱいいっぱいで、自分のことさえ見えていないのに、他のことが見えるわけがないのだ。
それからふと、「あの人、オシャレだな」「あの人、綺麗だな」「顔を優しく撫でる風が気持ちいい」「雨が降って、土の匂いもしてるなあ」「空がキレイ、青が藍だな」「この花いい香り、綺麗だな」と声に出さなくとも、心が揺れだすとしめたもの。ああ。自分で自分に安堵する。
「精神が健全に戻ってきた」証拠だから。
今朝、駅のホームで前を歩く女性のリュックに付けているキーホルダーが目に入り驚いた。
手裏剣だったのだ。
え?くノ一?この子、くノ一?!
時代に逆行しつつも、尖ったセンス、今の若い娘たちは面白いなあと感心しつつ、もう一度よく見たら、
星☆彡だった(笑)。
だよね。そりゃ、そうだよね。と、独りくくくと笑ってしまった。
ここ数日で、精神状態が半年前に戻りつつある。
嬉しいことだ。