そういえば、先日の宝剣岳登山のメンバーは、恐ろしいほどの健脚揃いだった。
中でもツアー中、最高齢の80歳のおばちゃまは、100名山、300名山登頂者で、来月には5回目となるジャンダルムに登るんだとか！ すごい！
どうしたらそこまで登れるようになるのですか？と伺ったら、「そりゃもう、続けることよ～」と鼻歌まじりで教えてくれた。毎週、岩登りをしていたのだとか。そりゃあ上手くなるわけだ。
他にも、７サミット中3座制覇しているおばさまや、山形や仙台から夜行バスで東京まで遠征してきている方もいたり、まだまだペーペー登山者な私にとっては、ためになるお話をたくさんしていただいた。
海外や国内の山についてはもちろん、その土地の地酒や風俗、山岳小説や映画にも詳しかったりと、人生経験を積んでいる人から学ぶことはあまりに多い。
どんなバックグラウンドがあるとか、どういう暮らしをしているのか、何をしている人なのか、山の上ではそんな話は誰もしないが、自分の手で人生を豊かにしようと努力しているのはその姿を見るだけで、よく分かる。みなさん、生き生きと輝いているな～☆と同姓ながら惚れ惚れした。20年後の自分は、そうやって今の私の年の子にそういう姿を見せることができるのかな。そうであったらいいなあ。日々精進。努力したい。
思いもよらない出会いがあったり、普段は引いている線を踏み込んで仲良くなれるので、たまに一人の泊り登山もいいものだなと思えてくる。ちょっと寂しいこともあるけどね。
