異常なくらいな勢いで漫画を読み続けていたので、
罪滅ぼしがてらに本を読む。(なんか、難しい活字が読めなくなりそうなので)
『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』。江國香織さまのご本なり。久々なり。
日がな、ごろごろ寝っころがりながら1冊を読み終えた。
はあ~。なんと、耽美。上質な大人の恋愛小説なのでしょうか。
登場人物が多く、それでも各々のキャラクターが立っていて、
物語は細かく展開していくのに不自然さもなく、後半に進むにつれて盛り上がっていき、穏やか~に収束していく。
表現力、想像力はもとより、技術が高い。やっぱり大御所の作品って、凄いんだなあと感心してしまった。
これ、普通は実体験ないと書けないんじゃないのかなあと思ってしまうくらい、各々の描写が自然なのだ。きっと(旦那さま以外にも)恋人いるんだろうなあ~と勝手に想像してしまった。
下の写真、作品中「れいこ」がホームパーティーのデザートに出していてたので、私も作ってみた。タピオカミルク。意外と簡単にできるものなのね。
(そういえば、香織先生の作品にはほんとにしゃれたお料理やお菓子、音楽がたくさん出てくるのよね。中学生の頃、「リンツのチョコ」というものを、香織先生の作品で初めて知り、食べてから、今でも一番好きなチョコレートに君臨し続けている。おしゃれ食いしん坊の師匠でもある。さすがである。)
ビール飲む用の小さいグラスに入れる。
ううむ。まったくもって、作品の色気が感じられないや(>_<)!
デザート用のおしゃれな器を買おう!
タピオカ後日談。
ボールにいっぱい作りすぎたので、冷蔵庫で保存して、翌日風呂上りにいただこうとボールの中を覗いたら。タピオカがココナツミルクと牛乳をふんだんに吸い上げて巨大化(ー_ー)!!していた。びっくりよ。量が増えて腹持ちよくなりそうなので、意外とダイエットにもいけるのではないかな。