先日、10歳くらい上の、取引先のお姉さんとご飯を食べた。
彼女は既婚でお子さんはいない。
年に何度かご飯を食べて、近況などを語り合うのが常である。
今も昔も、どこでもそうだが、
40過ぎて未だに独身でいると、「1度くらいは結婚してみるのもいいよ。別れてもいいから、1回くらいしてみたら?」と言われる。結構、言われる。月1くらいで言われる。
尊敬している年配の女性などに言われると、やっぱりそうなのかな。人生の先輩たちがおっしゃるのなら、そうした方がいいのかな…、という気持ちにもちょっとなる。
…という話をお姉さんにしていたら、
「いやいやいや。それ、嘘だから。みんなよくそう言うけど、それ、その場のノリでただ、言っているだけだから。みんな無責任だから、適当だよ。ほんとに本気にしちゃだめ。」と言われた。
こんなこと言う人、初めてなので驚いた(笑)。
「世の中には、ほんとに結婚生活が向いていない人もいるし、ただ体裁を取り繕うために「結婚」がしたいだけでしちゃったものの、その後苦しんでいる人をたくさんみている。私も実は一人が向いていると気づいて後悔している。だからと言って離婚するわけじゃないけど、ほんとうは独身を貫くべきだった、と心から悔んでいる。だから、猫子が羨ましいよ。」と、お姉さんの切実な想いを聞いてしまった。
私は性格的にお姉さんに似ている部分もあるので、そう言われると、「そうなのかも」とも思ってしまう。
ううむ。どうしたものか悩むなあ。
しかし、悩んだところで特に相手もいないし、全て保留にしておこうか。