きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

Hi, KLiMT!

 

ギリギリで、東京都美術館の企画展「クリムト展」へ滑り込んできた。

行くのなら、会社を午前半休して10時台に行くのがいちばん空いていていいと思う。

BBAももれなく午前半休をして、10時開場とともに入館した。

本当はもう少し遅い時間にゆっくりと自宅から出ている100円バスで行こうかと思っていたのだが、

妹もわざわざ群馬から行く!絶対行く!というので一緒に行くことにした。(妹は今やすっかりのんびり主婦太郎だが、美大を出ている子なんで、私よりかは数倍絵が好きだし、絵のことをよく分かっている。)

特急電車の関係で、10時よりも早くついてしまうらしいので、彼女に合わせた結果、10時開場に余裕で間に合ったというわけだ。

 

クリムト展は、残すところあと2日となったせいか、結構混んでいた。

まあ、過去の東博で開催した若冲鳥獣戯画に比べたら、まだ余裕で見られる状態だったからましなのかな。

作品は全部で120点。2時間くらいでまんべんなく見ることができた。

今回は、ベートーヴェン・フリーズ、壁画の原寸大複製を初めて見られて嬉しかった。複製なんだけどね。

あとは、お馴染みの「女の三世代」、「家族」も実物は、筆のタッチや癖などをよく確かめることができたのがよかったなあ。見慣れた作品以外にも、彫金や、舞台デザインをしたり、作品のタッチを変えたり、風景画を描いたり、ゴッホの真似をしてみたり、試行錯誤していた過程が伺えた。予想以上に日本文化に影響されていたことも分かったのは面白い。着物柄の背景だったり、屏風絵だったり、あの縦長のキャンバスも、浮世絵の影響なのね。

額装も素晴らしいのは、彫金師で絵描きでもある弟の作品によるところだったことも初めて知れた。

「接吻」は国外持ち出し禁止だそうでお目にはかかれなかったが、総じて素敵な展覧会だった。

 

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展示方法も、お土産グッズも、なかなか良かったので、あと2日、お暇な方は是非行かれるといいと思う。