週末、父が退院した。
噂通り、元気でいる。これが、先週死にかけた人なのだろうかというくらい、元気っぱいである。実家に行きがけに、デパ地下で買った菓子パンをもぐもぐとげっぷが出るまで食べていた。
今回、2度入院して、心臓手術2回、ICUと個室で4週間近く滞在したのだが、医療費の総額が、およそ570万円程だった。まあ、そのくらいになるわな。
そして、驚くべきは、実質支払った金額が、合計13万円ちょいだったのだ。
おいおいおい…。あまりにも、実費少なすぎじゃないか?!
家族中が、かかった医療費の少なさに驚愕したのだ。命を救ってもらえたのだから、100万、いや、1割の50万くらいは払う気満々だったのだけども、1割にも満たない2%ってさ…。
どれだけ、高齢者って、優遇されているんだろうか?!
税金、使い過ぎだよ!!これは、今回恩恵を受けた本人さえも、苦笑していたのだから。ちょっと優遇しすぎな気がする。
正直、後期高齢者(75才以上)の人は、民間の医療保険なんて入る必要ないと思いますよ。
現役並みに年金と給与をもらっている人なら税金対策で入っていてもいいと思うが、予防のためという人にとっては、全く不要。
あと、先進医療も、製薬会社のMRをしている知り合いに言わせると、この治療を研究する先生に巡り合わなきゃまず受けられないし、こういう先生に出会う確率はもの凄い低いから、掛けるだけ無駄だと言っていた。
色々な世説に惑わされ、本質を見失っている気がするので、保険も投資も、じっくりしっかり考えてから取り組まないと損をする。その分、違うところへお金を使えるんじゃないかな。
ただ、心配なのは、
現在大騒ぎとなっている年金制度だけでなく、国民健康保険制度も破綻を余儀なくされる可能性がある。父の例を見ても、あまりにも高齢者を優遇し過ぎているから。こんなパラダイス、いつまでも続くわけがない。
そう考えると、破綻した場合のための自衛の保険としての医療保険は入っておいた方がいいのかもしれない。40代以下の若い人は特に。
しかし、今の若い人は、国民年金も払えていない子が3割もいると聞く。そんな子たちに医療保険に入る余裕があるわけない。もっと若い子たちも助けてあげないとだめなんじゃないか?日本の未来、どうなっちゃうのだろう。ほんとに悩ましい。
兎にも角にも、国政を司る方々には、早くどうにか日本ならではの制度が無事に継続できるように舵を切っていただきたい。