今回は、昨年からの地獄の日々を一時でも忘れるためと友人に会うため、にバンコクへ逃げてきたので、特にこれが見たい!これをしたい!という目的もなく。そんなに観光地へは行かなかった。だから、写真は少ない。
タイの観光について少し書くと、バンコクは繁華街や日本人が行く場所であれば、英語も分かる人もいるけど、ちょっと離れるともう、タイ語しか通じない。タイ語が分からないと思いっきりボラれたりもする。もちろんいい人もいるけどね。
成田からスワンナプーム空港に着き、最初は心配なのでリムジンへ行こうとしたのだが、この時期タイは乾季のせいなのか、観光客が溢れかえっており、リムジンも40分待ちだと言われてしまった。ホテルのチェックイン時間が心配だったので、リムジンは諦めて、パブリックタクシー(一般)に切り替えてホテルへ向かったのだが、その運転手さん、タイ語しかわからない、アルファベットも読めない人だったので、私の提示した英語の地図もわからず、ほんと~~に大変だった!!バンコクの街中で、迷子になっちゃうんだもの(笑)。やっぱり、韓国でもそうだけど、土地の言語は少しは話せるようになっておかないと苦労が多いなと思った。でもタイ語、、、難しくて全然分からないんだよね。全然読めないし。
なので今回の観光はタイ語が流暢な友人が一緒でほんとに救われた。
2日目は、朝からBTSシーロム線に乗ってウタカート駅で下車。目的は、ワット・パクナーム。駅から歩いて10分以上かかるので、気温30度以上の中歩きたくはないねと、乗り物で移動することに。
駅を出ると、バイクタクシーの待機中のおじさんたちがちらほら。
「さすがに〇〇(私の名前)ちゃんには、バイクタクシーは危なくて乗せられないよ」と友人は、バイクタクシーのおじさんと何やらどうやって行ったらいいか、タクシーはここから捕まるかなと話をしていた。
オジサンが、あと数分で赤いソンテウが来るからそれに乗りなよ。ワット・パクナームまで行くから、と教えてくれたので、赤いソンテウが来るまで待つ。
しばらくすると、赤いソンテウがやってきた。
軽トラの荷台にみんなで乗り合う乗合バス?乗合車ってやつだろうか?
ソンテウって、こんなやつ。写真は政府観光局より拝借。
この荷台に乗る。ソンテウの中。
ソンテウからの眺め。今にも落ちそうな、手すりもない座席に座り、外をのんびりと眺めながら進む。なんだか牛になったような気分。
ソンテウに10分ほど乗って、ワット・パクナーム寺院の手前で下車。なんと、7バーツ。23.8円。や、やすい。(ソンテウに乗りたい場合は、予め、ADのフリップのように紙にタイ語を書いて、指差しで伝えればなんとかなると思う。運転手が英語が分かれば問題ないけど、私が3回乗ったソンテウは、どれもタイ語オンリーだった。)
ワット・パクナームに入る前に、ちょっと腹ごしらえをしようかと、寺院の周りにある屋台で朝ごはん。
木のテーブルと木の腰掛で食べる。ミルクティーとトースト。
タイのトーストは基本、お砂糖やコンデンスミルクがだばーっとかかってめっちゃ甘いらしいので、友人が「バターだけでいいからね」とお店のお姉さんにお願いして、バターのみのトーストにしてもらった。
腹ごしらえをして、寺院の中を散歩しながら(ワット・パクナームは大きい寺院の中の一つ)到着。
1階~4階は王立寺院の貯蔵品や仏像などが展示されており、それを素通りして、5階に上がると、突然、異空間が開ける。
わー、きれい。
この空間、なんて素敵。緑の塔はガラスでできている。こりゃあ、インスタ映えを求めて若い子たちが来るわけだわ。
この空間だけで宇宙を感じる。しばし、10分くらい、友人とぼーっとしていた。
この仏画、アクリルで描かれたような筆致が見受けられる。
階下の調度品や仏像もゆっくり鑑賞する。王様の所有品なので、どれもこれも立派である。
ふと外を見ると、大仏建設中!!大仏を作る過程、初めて見たぞ。進撃の巨人みたい。
1階に降りていくと、仏画を書いている最中のところに出くわす。
Tシャツのおじさんがスマホをいじりながら(笑)絵を描いていた。でも上手い。
ワット・パクナームを出るとまた赤いソンテオに乗り、BTSの駅まで戻る。そこからチャオプラヤー川沿いのサパーンタクシン駅に出て、フェリーに乗る。
ただ、船に乗ってみたかったんだよね(笑)。
フェリー乗り場。
船の中。たくさん座れる。のんびり川沿いの風景を眺めながら出発。
あそこに見えるは、シャングリラ♪、かな。
高級ホテルが並ぶ中にも年季の入った古い建物が。政府系の建物かしら。
降りたのは、「LOHNG1919」。
100年前に、中国との貿易で利用されていた倉庫街をリノベーションして復活させた施設のよう。
トリップアドバイザーを見ていてオシャレ~と思って行ってみたかったのだ。
コの字型の大きな建物の中に細々と雑貨や美容(カルマメット)、レストラン、お寺、古美術、洋服、カフェなどが並んでいる。
ランチを取ったカフェの中。広くておしゃれ。照明も当時倉庫で使用されていたようなものを使っているみたい。
外の共有トイレもオシャレ。どことなく、オリエンタルな雰囲気。
建物の中。
タイルも上↑と違って亀甲だったり。おしゃれだなあ。
カフェ。
中を見ると、かつて倉庫だったことがうかがえる。
周囲を眺める。老朽化具合がなんとも言えない侘び寂を引き出している。
2階の廊下。2階は板張り。
事務所か休憩所だったお部屋。天井高くて素敵だ。
外廊下の窓の周囲にも絵が描かれている。日本ではこういう装飾はあまり見ないけど、味があって素敵だ。
一枚一枚凝っている。
また次の日。
オシャレカフェに連れて行ってくれるというのでエムクオーティエのD'ARK(ディーアーク)へ。
このカフェもオシャレでした。(表現が単一で申し訳ないけど、「お洒落~!」の一言しかでてこなかった)
お洒落じゃないか?
空間の使い方がなんとも上手だと思う。
珈琲の淹れ方も凝っている。メニュー左端の水出し珈琲なんて、ルノワールを数倍オサレにしたような(笑)。でもね、ガラス器機はHARIO製だったんだよね。ちょっとそれは嬉しいね。HARIOもおされカフェでも出したらいいのに。
この店のニクいところは、どのメニューも美味しいこと。そして値段も妥当なこと。素晴らしいと思う。
また別の日。MANGOTANGO。
日本人にも流行っているマンゴーのスイーツ店。こういうお店って可愛いイメージだったけど、こちらもだいぶクールだった。
モルタル&アイアン&ウッドって流行りなのかな。流行りだとしてもオシャレ。
どのお店も天井が高いとうことが更に洒落て見せられるのかもね。
お買い物へ行く途中。
高架から見たエーラーワンの祠。
丁度、お祭りの最中だったようで、タイ舞踊のダンサーたちがいらした。
下りてお祈りしたいなと思ったけど、ここは3年前に爆弾テロがあった場所。ここで20人が亡くなっている。125人が負傷しているのだ。
友人はその次の日にここを通りかかったらしいのだが、周囲数十メートルのビルのガラスが全部吹っ飛んでいたそうだ。通っただけでも足の震えが止まらなかったのだという。犯人は未だに捕まっていない。
なので、未だにあそこに下りるのはやっぱり怖い、というので2階から眺めるに留めておいた。
また別の日。
BTSの路線が延長されたおかげで行きやすくなったという、エラワンミュージアムへ。
チャンエラワン駅で下車、タクシーで5分くらい。ここは、タイの大富豪の私設美術館。
何が見たかったかというと。
これー。頭が3つの像の姿。巨大!
外国人入場料400バーツを払って入ります。400バーツ…。今までのお買い物で一番高い気がする(笑)
中は結構広い庭園が。キメラの像があったり。
ゾウさんの像(笑)が、ずらーーーっと並んでいたり。通り過ぎると「パオーン」と鳴いてくれる。
インドっぽい三神一体。仏像もあり。
下から見上げるゾウさん。お尻、大きい。台座の装飾も凝っている。
この台座の中が見ものなのです。
わー。キレイ。どこもかしこも、装飾が凝っている。こってこてだけど、凄い!!
アートの力強さ、勢いに圧倒される。
なんなのなんなの?!螺旋階段の装飾。これは、なんとドラゴンが巻き付いているのです。
お顔があるでしょ。↓
隅々に繊細な装飾が施されており、どこを撮っても絵になる。
ステンドグラスの天井まで階段を登っていくと、更にそこから木造の螺旋階段が続く。
3フロア分くらい上がると、そこはまた別空間が広がる。
何?!この宇宙?!凄い。正面に本尊が。脇には10体程のタイの重要文化財の仏像が並ぶ。実はこの空間、例の像さんの中なのだ。凄くないか?!
いやあ。いい美術館だったわ。
400バーツ、日本並みに高い!と思ったけど、一度は見る価値がある思う。
見物して撮影したものはこのくらい。
他にもアラブ人街やGOGOバーなどの風俗街にも遊びに行ったのだが、さすがに写真は撮れなかった。何かが起きそうな気がして怖くて(笑)。
以上でタイの記録はお仕舞~。