きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

蝶ヶ岳②

 

2日目。

朝5時前に起きてご来光を待つ。

小屋から出ると、北アルプスの稜線がはっきり、くっきり! 素晴らしいいいい。

 

そういえば。なぜ、今回蝶ヶ岳を選択したかというと。

数年前に友人と涸沢ヒュッテに泊まったのだが、隣りのお布団になった方(70代くらいの女性)が、物凄く山慣れしていたので、色々と山に関するお話を聞いていた。

その方は、数年前まで山岳会に所属して、100と200名山も終え、岩も沢も登る達人だったので、「今までで、一番眺めが素晴らしいなと思った山は、どこですか?!」と聞いたら「蝶ヶ岳。晴れているときの蝶は最高よ」と即答された。それを聞いてからは、いつかは行きたいと思っていた。それが叶えられて良かった。

 

閑話休題

西穂、奥穂、北穂。

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右に視線をずらせば、槍さまー!!!今日も素敵なとんがり帽子。

南、中、槍かな。

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逆側の東を向くと、雲海の波~~~♪ もこもこが、生クリームみたい。美味しそうっ。地平線の向こうに、太陽の気配が。

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ぞろぞろと、小屋から出てくる人が増えてきた。遠ーく、向こう側に富士山も見える。

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ほぼ、予定時間通りに、太陽が上がってきました。ご来光。

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西側を向くと、更に明るく照らされた稜線が。はあー、北アルプスっていいなあ。

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だんだん、身体が冷えてきたので、小屋に戻って朝ごはんを食べましょう。 

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鮭定食。山小屋のお味噌汁は美味しい。

 

準備をして出発。

下山、、、の前に、大事な蝶のピークを踏まなくては。

小屋を背にして登る。

振り返ると、テン泊のお譲さんたちが、逆さテントで写真撮影をしている。可愛いので、BBAも撮影。いいなあ。。青春ね。

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10分~15分で到着。蝶ヶ岳。2677m。

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なんなんだ?この眺望の良さ!乗鞍まで見えとるがな。

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ここまできたら、蝶槍まで行きましょう。

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なんじゃ、この眺めー!!向こう側に立山連峰も見えるぞー。

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あっというまに、蝶槍。

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蝶槍のピークが混んでいたので、撮影してさっさと降りる。

たったと一人で歩いていたら、あら?!!!!

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拡大。やーーーん。ライチョウの子供が、ぴよぴよぴよ。3羽もうろうろしているっ!!

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心配そうに、お母さんが後からついて行く。

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今日はついている。

 

ついているうちにさっさと下山。

横尾目指して、たったと降りるぞ。

下りにはいるなり、樹林帯に突入。下から登ってくる人も多く、ここからはほぼ、写真を撮る暇がなく。

樹林帯は、そこそこ整備もしており歩きやすい。でも木製の梯子が何か所かあったりと、こちらのコースも急登といえば、急な気もするなあ。

 

樹林の中、まったく視界が遮られている中、やっと開けたところに出た。

最後の槍さまだろうか。ベンチもあったので、ひと休み。

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槍見台。代々、槍さまを眺めていたのだなあ。

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最後の見納め。

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ここからまた木々の深い森に入り、1時間弱だろうか?ひたすら降りると建物の屋根が見えてきた。はい。横尾に到着!

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ここまでで、2時間半。ほんとにコースタイムきっかり。休憩を取り更に進む。

新村橋。

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パノラマコースへの入り口ね。

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更に進むと、徳澤。

素敵な素敵な徳澤園。ここでソフトクリームを1つ食べる。冷たくて甘いものが、染みる。

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更に歩くと。徳本峠の分岐。この徳本峠は芥川龍之介も登ったルート。一度は歩いてみたいけど、今日はもう上高地へ帰りたい(風呂に入りたい)のでまた今度!

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そして、このまま上高地へ着き、バスに乗って、松本市内の温泉に。(下山はトータル5時間くらいだった)

温泉で汗を流した後は、山賊焼きを食べて、松本駅へ。そこからスーパーあずさで新宿へ到着。

最後は、写真不足で尻つぼみな記録となったが、天気も良く、展望も良く、高山病にもならずに済んだので、素晴らしい山行だったと思う。

(その後、ブヨに刺されて大参事があったが、今となるといい思い出。)

蝶ヶ岳は、景色を眺めるのが好きな人にはすこぶるお薦めな山。私もまた行きたい!