(1年に1座以上、という今年の目標はひとまず達成)
前日の夕方にはやぶさで北上へ入り、翌日早朝から登山を開始した。
早池峰山は、早池峰薄雪草(エーデルワイスの一種)で有名な山。
咲いていることを願って登る。
ちなみに早池峰山は、自然環境保護のため、お花摘みも雉打ちも禁止。携帯トイレを持参し、指定の場所でのみ、もよおすべしな山なのだ。
小田越登山口よりスタート。
もう一つの登山口、河原の坊登山口は、途中落石で登山道が崩れてしまったために通行禁止となっている。現在は、小田越のみが登山口。
しばらくはよく整備のされた木道を進む。
20分ほど進むと、樹林帯の中へ。こつこつ登る。
そこからまた20分くらいだろうか?樹林帯を抜けた途端、だーんと開けた景色が。
ここからは、蛇紋岩の岩を登っていく。蛇紋岩は、岩の中でも濡れていると滑りやすい岩で有名。青くなっている場所を踏むと確実に滑る。要注意。
岩を登りながらも、脇にはたくさんの植物が咲いている。これは、ハクサンシャクナゲ。
キンロバイ。
キター! 早池峰薄雪草!!
目を凝らすと、あちこちで咲いている。
花に興奮しながらも、気づくと山頂1キロ手前の、御金蔵。
ここで一息ついて、山頂へ出発。
歩き出すと、ミヤマシオガマ。
この岩稜帯のあたりでは、鳥の鳴き声がよくした。メボソムシクイがどこかにいる(撮ったつもりだけど、映っていない……?)。
この後、有名な梯子が出現。傾斜はきついけど、意外と怖くはない。
(梯子の写真を撮り忘れたので、wikipediaより拝借。)
山頂と剣ヶ峰への分岐に到着。青空が素晴らしい。
ここからは、山頂に続く木道をひたすら進むのみ。
平らになると同時にお花畑が広がる。
ミヤマシオガマ。
バイケイソウも花をつけている。
ハクサンチドリ。
イワカガミ。
そこいら中にイワカガミ。
花に夢中になっていたら、もう頂上。
頂上には避難小屋と、簡易トイレブースが。
ここで、携帯トイレを3個(1000円)買った。ここの携帯トイレの出来が良いと、以前山で一緒になった方から教わったのだ。非常用にも、北海道の山用にも、役立ちそうだ。
早池峰神社の奥宮。
剣がたくさん祀られている。なぜ剣なのかは、分からなかった。三種の神器だからかな?
早池峰薄雪草ともお別れね。
小田越しから、2時間半、下りは1時間半と、トータル4時間強の山行だった。
帰りは盛岡駅近くの温泉施設で冷麺を食べた。本場の冷麺は、うまい。