きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

満腹読書。

 

今日は、芥川賞直木賞の発表の日だけど。

今回は、一作も事前に読んでいない。全然えばることではないか(笑)。

いつもは直木賞の方に読んでみたい作品が揃っているのだが、今回は芥川賞の方が興味津々。色々な意味で。話題の作品も、周りの雑音や情報を取り除けば、凄く熱のある力のある作品だと聞くので、一度読んでみたいなあとは思う。ああ、でも島本さんも湊さんも上田さんも読みたいか…。じゃあ、どっちもかなぁ(笑)。

 

と、言いつつ、BBAは只今、海老沢泰久氏の『美味礼賛』に夢中である。

え?今頃?!と、思われても無理はない。20数年以上前の作品だからね。

これは、辻調理師学校の創始者辻静雄の(架空の)半生を綴った伝記小説なのだが、食いしん坊BBAが、どーして今までこれを読んでいなかったのだ?!!という反省に尽きる。ほんとに、辻静雄の半生も、料理についての記述も、フランスでの出会いの展開も、すべてが面白い。項を括る手が止まらない。最近、会食好いていた理由もこれにある。「本物のフランス料理」の歴史と深さ、スピリットに感動と、驚き、興味を覚わずにはいられない!!終始垂涎三尺。自分の舌で確かめてみたくて仕方なくなる。

正直、これを読むまでBBAはポール・ボキューズを誤解していた。ごめ~んっ!!ポール!!今後、デパ地下の惣菜屋に行っても、敬意を持ってお買い物したい。

食いしん坊にはすこぶるお薦めな小説。