子供の頃よく読んでいた絵本に、トペリウスの『星のひとみ』という作品がある。クリスマスの前夜、ラップランドに住むラップランド人のソリから落ちてしまった赤ちゃんの話である。
空に輝く星のような瞳を持つ赤ちゃんは、そのまま「星のひとみ」と呼ばれて育てられるが、結局山の中に捨てられて、消えてしまう。
雪山の中に捨てられて、死んじゃうなんて、なんてえ、残酷なお話なんだよっ?!!と、読む度に号泣していた思い出がある。
BBAは雪山は登るけど、基本、寒いのは嫌いなのだ。
そんなBBAを襲った事件。
オフィスの暖房、死す。
そう。突然オフィスの空調がぶっ壊れ、
丸1日、ノー暖房の中で仕事をこなしたのだっ。
寄りによって、このくっそ寒い大寒波の中。
暖のない空間で過ごすことが、こんなにキツイとは思わなかった。
暖かい物を飲んでも、食べても、数分後には、身体の芯から冷え渡るというマジック。わおっ。
電話に出ても、コントやってるのか?!というくらい「は、ははははははい。〇〇デデデデデございますすすすすすう。」震えた発声。
結局、仕事にならないので、少し早めに帰宅させられることになったので大事にはならなかった。
ほんとに、都心のど真ん中で凍死するかと思った。
火、つけてやろうかと思ったほどだ。デスク燃えろっ!!
あと一歩で星のひとみか、犯罪者になってたところよ。