鹿島槍登山3日目。
本日は、帰るだけなので、遅めに
朝4時半に起床。
昨晩、私が失敗したことがひとつ。
耳栓を、前日の種池に忘れてきてしまったorz。
小屋泊といえば、どこからともなく「いびき」が聞こえてくるのは常。
これは誰も責められないもの。
嫌であれば、自分で策を講じるしかないのだ。
私はいつも、紐付き耳栓を愛用していて、これがあれば寝ている最中もなくさないでいい。
この日は、同室からも、そして隣の部屋からも豪快ないびきが聞こえてきた。
なんと、隣の部屋からは、寝言で歌を歌っているおじさんがいた(笑)
それが結構いいバリトンで。本気で歌っているのかと思ったもの。
でも大丈夫!私には耳栓があるから~!と思って、耳栓を入れているポーチをがさがさ探る。探れど探れど、耳栓らしきものが見当たらない!!!
はーーー!!!忘れてきた!種池に!
そうえいば、しまった記憶がないもの(笑)
泣きたい気持ちを抑えて、指を耳に突っ込んで寝た。
それでもいつの間にか眠りに落ちていたのでまあいいとする。
元に戻り、
小屋で朝食を摂ってから(写真は撮り忘れた)、6時に出発。
15分ほどで、赤岩尾根分岐に到着。
本日は、隠れ急登と言われている、赤岩尾根を下りて帰る。
1時間くらい、一気に下る。岩をこれでもか!というくらいに下りる下りる。
赤岩一色から、だんだん木々が増えてきたところで、高千穂平に。
ここで、本日初めての、すれ違い人に会う。この急登を登ってくるなんて、健脚だわ。
ここから2時間、休憩を入れつつさらに下りる。
途中、木段や鉄ハシゴがたくさん現れる。
これがまた、滑りやすくて危ない。
それにザレ場も多く、これも滑る。
ひいひい言いながら西俣出合いまで下る。
すると、ザーザーと水の流れる音が聞こえてくる。
砂防堤が見えてくる。
砂防堤のトンネルの中。涼しい。生き返る。
トンネルに明り取りのような穴が。これがあるので明るく感じるのね。
ここからは、大谷原のゲートまで、
砂利道をひたすら下る。
これが、長くて飽きる。
1時間弱で、大谷原に到着。
そこでまたタクシーに迎えに来てもらい、登山者行きつけの「薬師の湯」で温泉に浸かり、とりあえずのお昼を食べて、信濃大町までタクシーで戻る。
今回、予想よりも早く下山できてしまったので、あずさの切符を取り直す。
そこからあずさで新宿まで帰ることに。
単線の中は登山客でいっぱい。みなさん、思い思いの山を堪能されたのだろうな~。
ここ3日間、初めてレインウェアを着ない夏山登山ができた。
本当に楽しい山行だったなあ。
次回は、お花や動物についての記録。