この年まで生きてくると、いろいろな経験というか、不思議なことに遭っていくのだなあとしみじみとしてしまう。
いや、感慨っていうよりも、もやもやしている、に近い。
昔の職場にいた上司というか、先輩で、私が密かに憧れていた男性がいた。
既婚者だったので、何も起こさないし、起こらなかったので、今も「よき思い出の人」として私の胸の奥底深くしまっていたのだが。
そんな彼が、なんと仕事仲間の男の、中高の先輩で、しかも同じ寮生(好きだった彼は一番偉い寮長!)だったというから驚きで!
懐かしい~!!と盛り上がっていたら、なんとー、その人が行方不明?!だという話になった。驚き桃の木、びっくりしたので、昔の職場でまだ在籍している先輩に連絡して、その人の安否を確かめてもらったら、すでに職場にも跡形もなく、普通、どこに異動したとか、いつ退職したとか、履歴が出るはずらしいのに、こつ然と、消えているのだそうだ。
その人、士業なので、連盟のサイトで検索すれば名前も出てくるはずなのだが、名前も消えている。。。
ひいいい。何?!何があったわけ?!まさか、死んじゃったりしていないよね。それとも、犯罪でも犯したとか?!薄桃色の思い出が、血みどろの記憶に変わっちゃうよー。わーん。
そしてもう一人。
海外で会社を経営していた友人が、為替の影響であんまり儲けが出ないから、駐在扱いで就職しちゃったほうが手当ても多いし、稼げるわ!と、会社を休眠させて、外資系コンサルの駐在員として働きだしたまでは、連絡があったのだが。
それ以降、一向に、音沙汰がない。マカオでカジノ三昧して、某正男と一緒になったりしたくらいの豪快な女なので、こちらもどこかで死んでいないか、ほんとに心配!
家族はドイツで、安否確認できないし。世界中にあるコンサルなんで、世界の果てに飛ばされているならそれはそれで安心だけど。
とにかく、二人ともせめて、どこかの土地で生きていてほしい。
あれ。人の「生」を願うような世の中だったかな?戦時中みたいだわ。
よくあることなのか?!そうなのか?!
年取るってこういうことなのか?!