現在、トッケビをテレビ画面で視聴中なのだが、
やっぱりネットの小さい画面で見ていた時とは違う。
蕎麦畑や雪に覆われた大地のシーンだったり、大画面では映像美も楽しめる。
あとは、「あれ、こんな場面あったっけ?」という見落としていたシーンなどもちょこちょこ見つかったので、ブルーレイ機を買い直した甲斐があるってものだ。
このドラマ、ケーブルテレビに関わらず、お金がかかっているだけあって、映像(場面のカットや撮り方、セット)がほんとにキレイ。それだけでもお勧め。
私は韓国語を少々勉強しているのだが、
以前はセリフを聞いてから、その字幕を照らし合わせて理解するという、まず音から先に覚えることが多かったのだが、
学んだ語彙が増えてきてからは、
セリフを頭の中でハングルに変換して、それを自分なりに和訳して、それが日本語字幕と合っているかを確かめながら視聴している。
合っていないことが結構多いので、手元に和韓・韓和辞書は欠かせない。
見てみて最初に気になったのは、
主人公のウンタク(キム・ゴウン)のことを死神(イ・ドンウク)が、
「名簿漏れ」と呼ぶのだけど、和韓辞書で調べても、それに該当する単語と音がどうも一致してなくて、音から推測して調べたら、
「기타누 락자(発音だと、キタ(ヌ)ラクチャ、みたいな)」→「その他 記入漏れ」って意味のようだった。厳格なお役所の、書類事項の冷たい名称みたいな扱いってことかな。
あとは、この死神も、
普通に死神は「사신(サシン)」なのに「저승사자(チョスンサジャ)」って言っているので、なんでかな?と調べてみたら、「冥土の使者」という意味だった。死神よりも、冥土からの使者と捉えた方が、この世とあの世の橋渡しを事務的に行う、死神の仕事を理解できるかもしれない。
もうひとつ。
ウンタクの母が身籠った頃から、ウンタクを見守り続けているお婆さん(イ・エル)がいるのだが、そのお婆さんも「삼신할머니(サンシンハルモニ)」三神ハルモニと呼ばれている。
三神とも産神とも言われているが、子供を授け、出産養育までを見守る神様のことだそう。日本で言う、鬼子母神みたいなところだろうか。
こういった、ちょっとした単語の意味をひとつ理解しているだけでも、セリフやストーリに深みが出て、更にドラマを楽しめる気がする。
ついでにどうでもいいことだけど。
トッケビ(コン・ユ)が乗っている車がマセラティだったけど、マセラティのマークは海の神(ネプチューン)の持つ銛だったりするから、そこまで神とか意識してんのかな?!と深読みしてしまった。何台か撮影に使われてたけど(トクファとか秘書さんの車も)、スポンサーでもないだろうし、1台2000万くらいする車をよく使えるな~と感心した。どうやってお金を集めているのかな。
あと、大学生になったウンタクがトッケビの屋敷に住んでいるとき、部屋で使っている基礎化粧品がコーセーの雪肌精だった。自分で妖精(ティンカーベル)って言ってたから??まあ、違うだろうけど。ただ、私も大学生の頃は雪肌精で揃えて使っていたので、懐かしいなあと思ってしまった。
自分基準で小さい謎が解けたらまた紹介してきたい。