コーヒーについて
コーヒーとは、コーヒーチェリー(コーヒーの実)の種子を焙煎したもののこと。 コーヒーの実の色や形がさくらんぼに似ていることからチェリーと呼ばれている。
☆コーヒーの違い
主に、①栽培品種、②生産国、③加工法で分けられる。
☆コーヒーの2大品種
コーヒーの木はアカネ科コフィア属の植物。数多く出回っているコーヒー品種の中で、現在主に流通している品種には、「アラビカ種」と「カネフォラ種(一般的にはカネフォラの中の品種ロブスタが通り名にもなっている)」の2種がある。
これまでは一般的にリベリカ種を加えてコーヒーの3大原種と言われているが、リベリカ種を商業目的で栽培している生産国はなく、また単品取引もされていないことから、この2大品種の特徴を説明したい。
☆2大品種の特徴
★アラビカ種
原産地 エチオピア
生産比率 70~80%
栽培条件 低地から高地にかけて栽培可能
樹高 2~3m
葉 濃緑、楕円形
生産量トップ5 ブラジル、コロンビア、グアテマラ、ホンジュラス、ペルー
特徴としては、繊細で、味が良い。値段は割高。
★カネフォラ種(ロブスタ)
原産地 ビクトリア湖周辺から西アフリカ
生産比率 20~30%
栽培条件 低地で湿潤な土地が適する
樹高 3~6m
葉 表面が波状
生産量トップ5 ベトナム、インドネシア、ブラジル、コートジボアール、ウガンダ
特徴としては、苦みが強く、飲みにくいので、値段調整のために用いられる。味に変化がないので、インスタントコーヒーやリキッドコーヒーに使われることが多い。
次回は生産国の特色について。