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きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

コーヒーのお話③

日本におけるコーヒーの歴史について。

 

☆長崎出島へ

1639年(寛永16年)から鎖国政策をとっていた日本では、コーヒーは長崎出島に出入りしていたオランダ人によって1690年頃もたらされた。当時はオランダ人と交流のあった日本人は、通訳、役人、商人、遊女などの限られた人たちだけだった。

一般への普及は近代の夜明けを待つこととなる。

 

☆文明開化の花

初めてコーヒーが輸入されたのは、1877年(明治10年)のこと。その量は18トン。コーヒーは文明開化に花を添えるハイカラな飲み物として、特権階級の間でもてはやされ、1886年(明治19年)には東京・日本橋にコーヒーを提供した記録がある「洗愁亭」が開店した。そして1888年(明治21年)、日本の近代喫茶店のはじまりと評される「可否茶館」が鄭永慶の手によって東京・上野に開店する。席料は1銭5厘、メニューはコーヒー1杯1銭5厘、牛乳入りが2銭、菓子付が3銭で紅茶はなかった。当時の学者や文化人たちが文学や芸術を論じるサロンとなっていた。

 

☆本格大衆化の時代へ

大正・昭和と国内のコーヒー需要は増加の一途をたどり、1937年(昭和12年)にはピークを記録、黄金時代を迎える。しかし、第二次世界大戦に突入すると一転、「贅沢品」「敵国飲料」として1938年(昭和13年)には輸入制限が始まり、暗黒時代へ突入する。戦争が終わると、1950年(昭和25年)には輸入が再開され、1960年(昭和35年)にコーヒーの自由化が始まり、本格的な市場競争が展開されるようになる。

 

☆インスタントコーヒー出現

1899年(明治32年)、化学者の加藤博士は、世界で最初にインスタントコーヒーの製品化に成功した。その後アメリカで製品を発表したが、特許を取得しなかったため、幻の発明者と言われている。

 

次回は今話題の「スペシャルティコーヒー」の誕生について。で、歴史は終わり。