きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

登山日記。

先日も書いたけど、1泊2日で北岳登山に行ってきたので

登山記録をちょっとだけ記します。

 

1日目。

新宿から「スーパーあずさ」で甲府駅まで行き、そこからタクシーに乗り換えて、

登山入口となる「広河原」まで行く。

 

広河原からは樹林帯の中をずんずん登る。

 

こんな感じの森が続く。

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しらびその木。樹液が溜まったところを爪で潰すと、ぷちっ!と樹液が飛び出してくる。この樹液が、ミカンのようなフルーティーな香りがする。いい匂い。

しらびそオイルで一儲けできないかと友人と妄想して一時の苦しみを忘れる。

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なんやかんやおしゃべりしながら、ひたすら登っていたら白根御池小屋へ到着。

休憩含み、約3時間でした。

本日の登山は終わり。

御池小屋から望む北岳の頭。はあー、遠いなあ。

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これが、白根御池のお池。思ったよりも小さい。

高校の山岳部の子たちがテントを設営していた。みんな若くて可愛らしい。高校生から始めるなんて、いいなー。私もその頃に戻って始めたいなあ。

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山小屋と言えば、ソフトクリームと珈琲でしょう!

見るからに濃そうなクリームだ。

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南アルプス天然水で淹れた珈琲は格別!軟水はやっぱり美味いな。歴代トップなくらい美味しかった。ソフトもコクはあるけどしつこくない美味しさ。

 

そして、小屋の夕食。

鶏の照り焼きと山菜系のおかずが5種くらい。登山客のためなので味は濃いめ。

ご飯の炊き加減は、水が美味しいし、標高も2000ちょっとでさほど気圧も変化がないから普通に美味しい白米だった。(あまりに美味しくなくて食が進まない小屋のご飯もあるからね。まあ、温かいご飯がいただけるだけ贅沢だぞ!って話なのだけど。)

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さっさと、8時に消灯。おやすみなさい。(小屋は、休日にかかわらず、一人1枚の布団で寝られました。やったね。)

 

2日目。

朝3時半に起床。4時半から朝食に並び、5時半には準備体操をして、小屋を出発。

今日は、地獄の登山です。

いきなり草すべりという、ダケカンバや高山植物が生い茂る急勾配を3時間ほど登る。お天気が良いので日差しが痛い。

このあたりはタカネナデシコ、ミヤマハナシノブ、ミヤマグンナイフウロ、マルバダケブキなどの高山植物がたくさん咲いていた。とくに、マルバダケブキは鹿も食べない(美味しくない?)植物なので、オレンジ色の綺麗な花がたくさん咲き誇っていた。

が、申し訳ない。全く撮っていなかった。orz

北岳の頭がまた見えてきたので、休憩中に一瞬パチリ。

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小屋から2時間半~3時間くらい登ると、小太郎尾根分岐に着く。

ここからは、勾配もゆるくなる。今度は岩稜帯の尾根ずたいに歩く。

30分くらいで肩ノ小屋へ到着。

見晴(みえはるじゃないよ。)ベリーグッド。鳳凰三山が見える。

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肩の小屋から1時間弱で、北岳頂上に着いた!ひいー、疲れたよう。

ここが、日本で2番目に高い場所。

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南の彼方に、富士山がひょこっと見える。今もたくさんの人が登っているのだろうね。北岳からの展望は素晴らしく、間ノ岳はもちろん、甲斐駒、鳳凰三山八ヶ岳御嶽山北アルプスの槍の穂先まで、360度の山々が見渡せた。すごいなあ。日本は素敵な山々に恵まれているのね~。

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北岳は、三等三角点。この時期はもう固有種の「キタダケソウ」は終わってしまっていた。残念ね。

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ひとしりき写真撮影をしたら、さて下山。

また肩の小屋へひと戻り。肩の小屋で牛乳(200円)を飲んで生き返る。

小屋のお弁当を食べて、小太郎尾根の分岐まで下りる。

小太郎尾根の分岐からは、右股コースへ。

右股コースから、二股分岐まで出て、大樺沢コースへ出る。 

大樺沢まで来ると、だいぶ足が疲れているのに気づく。頑張って登山口まで持って欲しいのだけど。

 

沢沿いに出ると、山側には北岳トリカブトが茂っている。 

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雪渓が見える。雪渓からの風は涼しくて気持ちがいい。天然のクーラーね。 

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ひたすらひたすら下って、広河原周辺の樹林帯まで出る。

そこで、先日書いたように、大きい岩を乗り越えようとして、ゴロンとお尻からすっ転んでしまった。いたたた。(>_<)

なんとかかんとかで広河原までたどり着いた!

脚は、去年の白馬縦走の下山の時よりかはましだった。今回は、アミノバイタルプロ5000mのゼリーとOS1のゼリーを積んでいたので、スタミナ切れにならなくて済んだからじゃないかなぁ。

休憩を含み、本日は10時間半の登山だった。

あーー、疲れたああ。

 

甲府駅へ戻る途中で日帰り温泉に入り、甲府駅でお土産に桃を買って帰った。(とっても甘くてみずみずしい桃だった!)

後半は余裕がなくて、全然写真を撮ることもできなかったわ。次回はもうちょっと撮ろうと思う!

そして、もうちょっと筋肉つけようと思う!まだまだ、9時間を超える登山は苦手なのです。