先日、1月にお誕生日を迎えた友人のお祝いをしに
荒木町にある「鈴なり」という和食屋さんへ行った。
ここは、もう亡くなってしまったかつての上司に、何度か連れてきていただいていた思い出のお店。
値段もそれなりにするので、自分ではなかなか行く機会がなかったのだが、
せっかく美味しいものを食べるなら、お友達を喜ばせるなら、このお店だろ!と前々から予約を入れ(予約したのは友人だけど)、楽しみにしていたのだ。
まずは、先付。
メニューの内容は、ご主人から聞いた説明を思い出しながら書いているけど、たぶんどこかは間違っていると思う。メモ取らなきゃだめね。
白子が温かい酒粕のスープに浸っている。身体も温まる。
粕汁?が、豆乳みたいにクリーミーだった。ここまで粕を漉すと別の上品さがでるのね。参考になります。
前菜
タコの柔か煮とあん肝、つぶ貝の酢味噌和え、菜の花お浸し、穴子の棒寿司、海老芋(たぶん)チップス、二十日大根(ラディッシュかな?)ともろみ味噌。
タコがとても柔らかくふんわり煮てあった。自分で料理する人は分かるだろうけど、タコを柔らかく煮るのって、難しい。さすが職人さんの腕は違うのだなあと感心したい一品。あと、個人的にはつぶ貝の酢味噌も良かった~。酢味噌好きにはたまらない組み合わせだ。
蒸し物
雲丹と蟹の茶わん蒸し。
上部は、蟹の内子とふかひれの餡がかかっていて、下部は、うにの粒が茶わん蒸しの生地に入っている。熱々、とろっとろで、蟹と雲丹の旨味がふわーっと伝わってくる。
お造り
本鮪、はまち、イカ、鮃のお刺身。お塩と醤油で。
焼き物
筍と、海老芋の中にフォアグラが入っている焼き物。
今年初めての筍は、舌先にピリリッとかすかなえぐみも感じ、春の匂いがする。里芋とフォアグラって、滑らかで濃厚さがマッチするのね。驚き。
蒸し物2?椀物?
蟹真薯。こちらも蟹!今回は蟹つくし、と今頃気づく。
葛餡の中に、ふわふわの蟹真薯。山芋と蓮根のシャリシャリと色々な触感が楽しめる。とっても優しい味。
ご飯、留椀、香の物
蟹と、味も触感も里芋寄りなのだが、サツマイモの一種のお芋(名前忘れた><)のご飯とお味噌汁、香の物。
このご飯がこれまた上品で、美味しいいいい。蟹の風味も程よくて、炊き加減も絶妙。特にこのお米が美味しい気がする(どこのお米か伺うのを忘れた)。
菓子
イチゴと、干し柿のアイス。
これが、とても美味しくて!刻んだ干し柿をブランデーにしばらく付け込んで、バニラアイスと混ぜるだけ。和と洋の組み合わせを、ブランデーが仲良く中和させてくれるというの?!とっても上品で、お酒が干し柿の甘さをいい加減で、押さえてくれている。きゃー。美味しい~(^◇^)
私は干し柿大好きなので、是非お家でも作ってみようと思う。
以上がいただいたお食事。これに加え、日本酒もいただいたのだけど、やっぱり和食には日本酒が合うね~!と改めて感じた。
ほんとうに美味しいご飯でした。ご馳走さまでした。
美味しいご飯のお蔭で、しばらくは頑張って生きられそうだ!