きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

蝶ヶ岳②

 

2日目。

朝5時前に起きてご来光を待つ。

小屋から出ると、北アルプスの稜線がはっきり、くっきり! 素晴らしいいいい。

 

そういえば。なぜ、今回蝶ヶ岳を選択したかというと。

数年前に友人と涸沢ヒュッテに泊まったのだが、隣りのお布団になった方(70代くらいの女性)が、物凄く山慣れしていたので、色々と山に関するお話を聞いていた。

その方は、数年前まで山岳会に所属して、100と200名山も終え、岩も沢も登る達人だったので、「今までで、一番眺めが素晴らしいなと思った山は、どこですか?!」と聞いたら「蝶ヶ岳。晴れているときの蝶は最高よ」と即答された。それを聞いてからは、いつかは行きたいと思っていた。それが叶えられて良かった。

 

閑話休題

西穂、奥穂、北穂。

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右に視線をずらせば、槍さまー!!!今日も素敵なとんがり帽子。

南、中、槍かな。

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逆側の東を向くと、雲海の波~~~♪ もこもこが、生クリームみたい。美味しそうっ。地平線の向こうに、太陽の気配が。

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ぞろぞろと、小屋から出てくる人が増えてきた。遠ーく、向こう側に富士山も見える。

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ほぼ、予定時間通りに、太陽が上がってきました。ご来光。

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西側を向くと、更に明るく照らされた稜線が。はあー、北アルプスっていいなあ。

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だんだん、身体が冷えてきたので、小屋に戻って朝ごはんを食べましょう。 

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鮭定食。山小屋のお味噌汁は美味しい。

 

準備をして出発。

下山、、、の前に、大事な蝶のピークを踏まなくては。

小屋を背にして登る。

振り返ると、テン泊のお譲さんたちが、逆さテントで写真撮影をしている。可愛いので、BBAも撮影。いいなあ。。青春ね。

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10分~15分で到着。蝶ヶ岳。2677m。

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なんなんだ?この眺望の良さ!乗鞍まで見えとるがな。

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ここまできたら、蝶槍まで行きましょう。

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なんじゃ、この眺めー!!向こう側に立山連峰も見えるぞー。

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あっというまに、蝶槍。

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蝶槍のピークが混んでいたので、撮影してさっさと降りる。

たったと一人で歩いていたら、あら?!!!!

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拡大。やーーーん。ライチョウの子供が、ぴよぴよぴよ。3羽もうろうろしているっ!!

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心配そうに、お母さんが後からついて行く。

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今日はついている。

 

ついているうちにさっさと下山。

横尾目指して、たったと降りるぞ。

下りにはいるなり、樹林帯に突入。下から登ってくる人も多く、ここからはほぼ、写真を撮る暇がなく。

樹林帯は、そこそこ整備もしており歩きやすい。でも木製の梯子が何か所かあったりと、こちらのコースも急登といえば、急な気もするなあ。

 

樹林の中、まったく視界が遮られている中、やっと開けたところに出た。

最後の槍さまだろうか。ベンチもあったので、ひと休み。

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槍見台。代々、槍さまを眺めていたのだなあ。

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最後の見納め。

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ここからまた木々の深い森に入り、1時間弱だろうか?ひたすら降りると建物の屋根が見えてきた。はい。横尾に到着!

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ここまでで、2時間半。ほんとにコースタイムきっかり。休憩を取り更に進む。

新村橋。

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パノラマコースへの入り口ね。

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更に進むと、徳澤。

素敵な素敵な徳澤園。ここでソフトクリームを1つ食べる。冷たくて甘いものが、染みる。

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更に歩くと。徳本峠の分岐。この徳本峠は芥川龍之介も登ったルート。一度は歩いてみたいけど、今日はもう上高地へ帰りたい(風呂に入りたい)のでまた今度!

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そして、このまま上高地へ着き、バスに乗って、松本市内の温泉に。(下山はトータル5時間くらいだった)

温泉で汗を流した後は、山賊焼きを食べて、松本駅へ。そこからスーパーあずさで新宿へ到着。

最後は、写真不足で尻つぼみな記録となったが、天気も良く、展望も良く、高山病にもならずに済んだので、素晴らしい山行だったと思う。

(その後、ブヨに刺されて大参事があったが、今となるといい思い出。)

蝶ヶ岳は、景色を眺めるのが好きな人にはすこぶるお薦めな山。私もまた行きたい!

北アルプス大展望。蝶ヶ岳1泊2日①。

 

先月、北アルプス蝶ヶ岳へ登ってきた。

 

今回のルートは、三股→ゴジラの木→まめうち平→蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)→蝶ヶ岳→蝶槍→蝶ヶ岳→横尾分岐→槍見台→横尾→上高地

これを、のんびり1泊2日で登山する。

 

この日も、朝から猛烈に暑い。汗を拭き拭き、いつものスーパーあずさで豊科駅へ。

そこからタクシーで、三股登山口へ。

しかし、3月に登山口手前で崩落事故があり、登山口までの車で侵入は無理だそうで。

登山口の15分手前で下車。そこから登山口まで舗装道路を歩く。

 

登山口に着いた。ここから蝶ヶ岳まで、標高差1300mを一気に登る。

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車は入ってこられないので、一台もない。

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トイレ。ありがたい水洗。

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トイレを済ましてさあ出発。

ちょっと進むと、表示板。Mt.CHO。

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進むと、吊り橋。ここから本格的に登りになる。

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樹林の中を進んでいく。マイズルソウかな?ぼちぼち蕾が膨らんできている。

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登りだして10分、15分くらいで、有名なゴジラの木。

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ほんと、ゴジラの横顔だ。ちょっと休憩。この地点でも30度超している。暑い!!

あと5.4キロかあ。長いなあ。

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ここからは、整備された木段を上ることが多くなる。木段は、歩幅が合うときは、ものすごい歩きやすいけど、ちょっと高すぎたり、低すぎたりすると、一気に体力を消耗するので注意が必要。ひたすら無心で登り続ける。

 

三股から2時間くらいで、まめうち平へ到着。ひゃー、まだ半分も来てない><。頑張れい自分。そして、まだまだ30度近い。暑さで脱水しないか心配。

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辛いときはお花を探しながら登るぞ。と、ギンリョウソウ!!!今年初めてかな?!

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クルマユリ

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ミヤマカラマツとミヤマシシウドかな?確証はないんだが。

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花に慰められながらも、ヒィヒィ言いながら、ひたすら登る。ここまで、異常な汗の量!!こんな暑いのは初めてかも。

朦朧としながらも、大滝山の分岐に辿り着いた。ここからは視界が開け、稜線歩き!!!やたっ!!この地点でやっと、身体が冷やりとする気温20度前半まで下がった。どれだけ暑いんだわよ。

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あれは、常念?

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稜線をちょっと登ったら、もう蝶ヶ岳ヒュッテに到着。

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ここまでで、コースタイムとほぼ同じくらいの5時間くらいだった。

これ、三股から蝶ヶ岳のコースは、鎖も梯子もないため、入門のコースだとよく聞いているが、これは初心者には結構きっついコースだと思うのだよ。だって、約5時間、1300mを登りっぱなしだよ?これで、30度超えて、10キロ近いザック背負って登るなんて、修行コースだよっっ。

 

この日、本当は蝶ヶ岳のピークまで踏む予定だったのだが、猛暑で大量の汗をかきすぎていて、もう拭いたり着替えたり、とりあえずなんとかしたい!!と思い、ピークは明朝にずらすことにした。

着替えてさっぱりして、外を見物。雲がかかって、眺望はいまいち。

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6時半には小屋のご飯。塩気があるものが身体に染みる。

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夕食後にまたお外へ。雲が下がって、穂高が見える!

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視線を右へずらすと、雲の切れ間に槍さまが!!

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槍さま拡大の図。今日もたくさん登っているのだろうなあ。

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この夜、消灯後に外へ出て見たら、空一面の星。たまに流れ星や衛星も見えたり。

我がバカカメラで撮ってはみたが、もちろんのこと、満月はかろうじて移っているが、星はまったく撮れずに真っ暗だった(笑)

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明日のご来光も見よう!

おやすみなさい。

 

東北登山。早池峰山。

 

7月上旬に、岩手県にある早池峰山に登ってきた。

早池峰山は、百名山のひとつ。

(1年に1座以上、という今年の目標はひとまず達成)

柳田国男宮沢賢治にも愛された山である。 

 

前日の夕方にはやぶさで北上へ入り、翌日早朝から登山を開始した。

 

早池峰山は、早池峰薄雪草(エーデルワイスの一種)で有名な山。

咲いていることを願って登る。

 

ちなみに早池峰山は、自然環境保護のため、お花摘みも雉打ちも禁止。携帯トイレを持参し、指定の場所でのみ、もよおすべしな山なのだ。

 

小田越登山口よりスタート。

もう一つの登山口、河原の坊登山口は、途中落石で登山道が崩れてしまったために通行禁止となっている。現在は、小田越のみが登山口。

 

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しばらくはよく整備のされた木道を進む。

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20分ほど進むと、樹林帯の中へ。こつこつ登る。

そこからまた20分くらいだろうか?樹林帯を抜けた途端、だーんと開けた景色が。

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ここからは、蛇紋岩の岩を登っていく。蛇紋岩は、岩の中でも濡れていると滑りやすい岩で有名。青くなっている場所を踏むと確実に滑る。要注意。

 

岩を登りながらも、脇にはたくさんの植物が咲いている。これは、ハクサンシャクナゲ

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キンロバイ。

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ミヤマオダマキ

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キター! 早池峰薄雪草!!

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目を凝らすと、あちこちで咲いている。

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 花に興奮しながらも、気づくと山頂1キロ手前の、御金蔵。

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ここで一息ついて、山頂へ出発。

歩き出すと、ミヤマシオガマ。

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この岩稜帯のあたりでは、鳥の鳴き声がよくした。メボソムシクイがどこかにいる(撮ったつもりだけど、映っていない……?)。

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この後、有名な梯子が出現。傾斜はきついけど、意外と怖くはない。

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(梯子の写真を撮り忘れたので、wikipediaより拝借。)

 

山頂と剣ヶ峰への分岐に到着。青空が素晴らしい。

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ここからは、山頂に続く木道をひたすら進むのみ。

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平らになると同時にお花畑が広がる。

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ミヤマシオガマ。

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バイケイソウも花をつけている。

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ハクサンチドリ。

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イワカガミ。

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そこいら中にイワカガミ。

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チングルマ

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花に夢中になっていたら、もう頂上。

頂上には避難小屋と、簡易トイレブースが。

ここで、携帯トイレを3個(1000円)買った。ここの携帯トイレの出来が良いと、以前山で一緒になった方から教わったのだ。非常用にも、北海道の山用にも、役立ちそうだ。

 

早池峰神社の奥宮。

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剣がたくさん祀られている。なぜ剣なのかは、分からなかった。三種の神器だからかな?

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早池峰薄雪草ともお別れね。

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小田越しから、2時間半、下りは1時間半と、トータル4時間強の山行だった。

 

帰りは盛岡駅近くの温泉施設で冷麺を食べた。本場の冷麺は、うまい。

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八ヶ岳、ぐだぐだな後半。2、3日目。

 

停滞していた登山記録を書く。

 

2日目。

数日前の天気予報では明け方から天気が崩れるとのことだったが、雲が半日くらいずれた模様。

思いの外、快晴である。北アルプスも綺麗だなあー。f:id:Hi_nekosan:20180702120238j:plain

本日も、のんびりと硫黄岳山荘を目指しつつ、植物を探しながらのハイキング。

夏沢鉱泉からのゆるい登りは、樹林帯の中を歩いていく。

 

背の高いオサバグサ

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ヒメイチゲ

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他にはマイズルソウ(撮り忘れた)がちらほらと咲いていた。

だらだらと緩い登りで、途中、オーレン小屋でトイレ休憩(トイレは綺麗。100円チップを忘れずに。)をしてさらに登ると、夏沢峠へ。

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ヒュッテ夏沢。閉まっている。調べたところ、学校登山などの集団登山の際に開けてくれるようだ。ちなみに、夏沢峠のトイレも閉鎖されていた。

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はぁ~。夏沢峠から見渡す北アルプスもオツだわ。空と雲と、山脈のグラデーション、素敵だなぁ。

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夏沢峠から硫黄岳へはやや急登が続く。つ、辛い!!

 

ひぃひぃ言っているBBAを尻目に、高山植物たちは優雅に咲き誇っている。

しばしの癒しになる。

イワヒゲ。

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イワウメ。綺麗に開いている。イワカガミの仲間なんだそうだ。

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この先、しばし岩稜帯を通り抜けて、最後の急登を上がれば。

 

硫黄岳山頂(2760m)。わーい。

ぎりぎり、今のところ、雨も降っておらず。

私、4,5年前にも縦走でここには来ているのだが、その時はジャブジャブの雨の中の登山で、山頂での記念写真も、友人と共に、自然に打ちのめされたボロボロの娘たちの姿が映っている。これで酷い山頂での想い出を塗り替えられる。

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硫黄岳の山頂は意外と広い。そして、雲行きが怪しくなってきた。

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雨に降られる前に、山荘へ一気に下りましょう!

20分程一気に下ると、硫黄岳山荘へ到着。f:id:Hi_nekosan:20180702122919j:plain

この小屋は、ほんとに快適山荘。トイレはウォシュレットだし、温水シャワーも15分500円で浴びれるのだ。山の上の天国ですなー。

雨が降り出してきたのだが、現在まだ午前中!!というビックリなお時間。山の一日って、スタートが5時とかなので、ほんとに長いのよね。

勿体ないので、ここ数日、咲きだしたと目撃情報のある超レアキャラ高山植物ツクモグサ」を探しに行こう!ということになった。

 

レインウェアに着替えて、最低限の行動食、水、カメラのみを持って出発。

 ツクモグサの目撃情報が、横岳の梯子近く、とのことなので、横岳方面へ地面と睨めっこしながら歩みを進める。

オヤマノエンドウ。

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青が美しい。コバルトブルーっていうの?

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イワカガミ。花弁が可愛らしいレースのスカートのよう。そして、撮り損ねたが、コマクサもちょこちょこ咲き始めていた。

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おおおっ!!!これも珍しい!!!

チョウノスケソウ!

イワウメに似ているけど、こちらはバラ科。高山植物って難しいなあ。

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こちらも久しぶり。ウルップソウ。花は下から上へ順に咲くので、もうピークね。

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オヤマノエンドウ、チョウノスケソウと、マイズルソウが咲きまくっている。

これが見られるのって、結構珍しいことなのよ。

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ここを過ぎたあたりから、雨が強くなってきた。

でも、ツクモグサはまだ見つからない。

情報によると、横岳の奥ノ院あたりにあったと聞いたので、

岩を渡り、はしごを登り、鎖をたぐりと、足元の植物を見分けながら進む。

 

探しているうちに。あれれ!

横岳山頂へ着いちまった!

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もうちょっと、先まで行って(探して)みよう、とのことで、雨の降る中、どんどこ進む。

すると、目の前には、赤岳展望荘が。

とんだところまで遊びに来ちゃったもんだわ!

このまま雨が強くなると、戻るのが大変になるので、残念ながら、ツクモグサを諦めてUターン。

ここからは冷たい雨で、手袋をはめている手先もかじかみだし、写真も撮れなかった。

ずぶぬれになって、硫黄岳山荘に戻る。(あれ?4,5年前のデジャブのような?ww)

急いで着替えをして、談話室で宴会。

今回同行したお姉さま方(60代~70代のすこぶる健脚レディース)は、恐ろしい程お酒が強い。夕飯前にビールと日本酒、ボトルワインをちゃんぽん(涙)

ほろ酔いのまま、夕飯へ流れる。

なんと、硫黄岳山荘、本日の夕飯は、餃子!!と白身魚黒酢餡かけ!!!

山の上で、こんなご馳走が食べられるなんて。嬉しいなあ~。そしてまた、お姉さま方と一緒に瓶ビールを乾杯。

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夜8時には就寝。

 

そして、ここから恐ろしいことが起こる。

 

夜、寝ていると、なんだか胸が苦しい。

むくっと起き上がって、トイレに向かう。

トイレ手前の玄関あたりで、ぐうっと伸びをした瞬間、

猛烈な吐き気に襲われた。うげーーーっ。

げーーーっ。こりゃあ、まぎれもない、高山病だわ。

今回、全く頭も痛くならなかったので楽勝だと思っていたのに(涙)。

とりあえず、トイレで用を済まし、気持ち悪いけど、吐くものも出ず。

布団に戻って、深~く深~く呼吸することを心掛けて眠ろうとするのだが。

トックントックンと、胸の動悸が収まらない。こんなのは、初めてだ。

 これ、寝ているうちに、心臓止まっちゃうんじゃないの?!

と、焦りつつ、

あー、部屋片づけてきたかなあ。現金の入ったポーチ投げ飛ばしてあるのよねえ。

など、私死ぬかも?!と頭の片隅で思いながらも、人間ってどうでもいいことを心配するのねえと感心しながら、いつの間にか眠りについた。

 

そして朝。

起きても尚、気持ち悪ーい ><。うへえっ。

こりゃあ、まんまと高山病であります。

原因は、そのときは気持ち悪すぎて全く頭になかったけど(下山してから気が付いた!!お、遅すぎる。)、「高山での、限度を超す飲酒!!」の外ない。ありえない。orz

ここ数年、高山病を考慮して、頂上では酒は控えるとにしていたんだけど、あまりに楽しくてついつい飲んでしまったのだ。あー。自業自得っ!!

 

気持ち悪すぎて、朝ご飯も喉を通らず、心配したお姉さま方が「果物くらいなら食べられるんじゃないの?!」と、デザートに出たグレープフルーツを差し出してくれた。

これを6切れ、グレープフルーツ1個を食べて、とりあえず下山。

帰りは、硫黄岳経由の北沢コースで美濃戸口まで降りる。

吐きそうになりながら、無心で降りる。

標高が2300m前後になると、大分体調も楽になった。

多少楽になったのはいいのだが、何せ、グレープフルーツ1個で身体を動かしている身。

放っておくとシャリバテになるので、アミノバイタルゼリーやら、ナッツやら、行動食を胃に無理やり詰め込む。

絶不調ながら、約5時間半(赤岳鉱泉、美濃戸山荘での休憩は、ほぼ記憶にない。)、無心で美濃戸口まで降り切った。

ほんとに(気持ち悪くて)死ぬかと思った。死にそうな割には、コースタイム通りだったことにも驚く。兎に角、早く下山したかったのだと思う(笑)。

 

美濃戸口からはタクシーで日帰り温泉に連れていってもらい、風呂でゆっくりしてから、茅野駅へ。

茅野駅でお土産を眺めていると、地元のオバチャンに「どこの山へ行ってきたの?!」と話しかけられる。そのついでに、このあたりで一番美味しいお蕎麦屋さんはどこですか?と質問返しをして、教えてもらった。

 

ここが美味しいんだって。

retty.me

 

オバチャンに勧められるまま、みんなでお蕎麦屋さんへ行ってみる。

一人はざるで、残りはみんなで鴨汁せいろを食べる。

んんんっ!!!

美味しーーーい!!!この、歯ごたえ、蕎麦の香り!う、うまい!

本日最初のまともなご飯はとっても美味しいよー。(T△T)

お蕎麦と、またビール(超、懲りない奴。というか酒豪たちに無理やり飲まされる。)で今回の山旅に乾杯する。

最後は一番年下の私が足を引っ張ってしまったので、姉さま方に低頭平身、お詫びをする。

辛そうでも頑張っているのが分かったから、黙って見守っていたのよ~。と、温かい言葉をかけていただく。いい人たちだな~。

また、どこかの山でご一緒しましょうね~。

 

今回は、ツクモグサを見ることがラスボス的な目標だったのだが、雨の中の探索では見つけることができなかった。

でも、代わりにこの時期はまだ咲かないはずの、チョウノスケソウやオヤマノエンドウ、ウルップソウ、イチヨウランを見ることができたのはとても幸運だった。

ツクモグサはまた来年の楽しみということにしたい。

 

後半、ぐっだぐだになってしまった。

以上。 

お花散策登山、八ヶ岳(硫黄岳、横岳)。①

 

久々の小屋泊まりで登山に行ってきた。

今回も、一番の目的はこの時期、なかなかお目にかかれないお花たちを見るためである。故に、の~んびり、ゆったり登山をする。

 

この日は、めでたく晴れ。朝イチのスーパーあずさで長野県茅野駅へ。

そこから車で桜平方面へ。

 

…と、向かう前、

桜平の手前、三井の森の中にある、醤油樽の滝の入り口で降車。

そこから醤油樽の滝を見に行く。醤油樽の滝は、冬に凍った滝でアイスクライミングをするので有名。

茂った藪の中をしばらく進むと。もののけの森のような景色。

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歩き進むと。

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クリン草が咲いている!可愛いな。

 その先を、更に進む。

キバナスミレ。

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アキノノゲシ

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実は、昨年の台風だったか暴風雨の影響で、道が荒れに荒れていた。

(基本、危ないので入ってはいけないようだったのだが、とりあえず行けるところまで行ってみようということで歩みを進めた)

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鳴岩川の沢沿いを歩き続けると。

トラロープを掴みながら、沢を渡る。アドベンチャーゲームのようだ。

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丸太の梯子や、アルミの梯子などを渡り、一の滝、二の滝、三の滝を経て、最後に辿り着いたのが、ラスボス、醤油樽の滝。

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近づいてみよう。

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35mにもなる滝。立派。ほとばしる水しぶきで、マイナスイオンいっぱいである。嬉しい~。

そして、左側の岩盤の穴には、子育て中のツバメがたくさん!出たり入ったりが忙しなかった。天敵もおらず、いい場所見つけたね。

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さて。ここから歩いて桜平を目指す。

途中、こんなにでかい岩があるのに気付いた。BBAは4年前にも来ているはずなんだけど、まったく記憶にない。雨だったからかな。

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天の岩戸というらしい。

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更に歩みを続けると、桜平の駐車場が。

あれ?!新しく、増えている?!

(後で聞いたところ、路駐する車が多すぎるため、駐車場を新たに増やしたのだそうだ)

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そして、トイレが新しい!綺麗!!

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これは、記念に入っておかねば!と、入ってみたところ、水洗で、紙も流して良しの地上と同じ仕様のトイレだった!すごいな、八ヶ岳

 

更に、歩いていくと、更紗満天星の並木道が迎えてくれる。サラサドウダンって、素敵な漢字なんだな。今、キーボードで変換してみて初めて知った。不思議なことに、個体によって、彩度が違う。こんな鈴なりに咲いている姿はは珍しいかも。

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こっちは、サクランボみたいに真っ赤。

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もう夏なんだなあ~。

このあたりが、本来の桜平駐車場付近。簡易トイレは取り外されていた。新しいのができたからかな?

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ここからまた、30分程、緩い登りを進む。

なんとなく、人の気配がするなと思うと。

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夏沢鉱泉に到着。

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本日は、もう登らないで、ここに泊まる。

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小屋に着き、一息ついたら、小屋の周りを散策する。

いきなり、レアキャラ、イチヨウラン!

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一葉蘭というだけあって、葉が一枚きり。なかなかお目にかかれない。初めまして。

イワカガミ。色が濃い。

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キソチドリ。

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そして、次のお花は…。

えっ?!

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あれ?

シシ神様……?の子供?

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カモシカの子供でした。

近づいても、全然怖がらない。無心に草を、パンダのようにハムハム食べ続けていた。可愛い。

 

さて、宿に戻り、お風呂に入る。

夏沢鉱泉は、湧水を薪で沸かすお風呂に入れるのだ。なんて贅沢なんだろう。

そして、風呂上りのビール。

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 そして、夕食。

全部手作りで、野菜がふんだん。なんでも、オーナーが育てている野菜を使っているそうだよ。美味しそうだ~!

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そして、名物の、ぼたん鍋!まあ、これが出汁も効いて、お肉も臭みがなくて、とても美味しかった!

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そしてそしての、食後には、フルーツのシャーベットまでがいただける。

桃か、洋梨か、林檎か、ココナッツのシャーベットが選べるのだ。これは、桃。外の器まで全部食べられた。

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お腹がいっぱいになったので、また外へ出ると。

なんともまあ、夕焼けが、美しい自然のグラデーションを描いているぞ!

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目を凝らせば、槍様が。隣は大キレットね。

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本日は、ここで就寝。おやすみなさい。

 

花登山 佐渡島⑤

 

まだ2日目の続き。

 

金北縦走路入り口から、アオネバ十字路まで歩く。

アオネバ十字路は、昨日も来たところ。

 

ミヤマスミレとスミレサイシン。

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オトメエンゴサク。

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先生がこうして撮影用に札をつけてくれると、なんとも助かることか。もちろん、みんなの撮影が終わったら、札は取り外している。

 

15分くらい歩くと、アオネバ十字路の開けた場所に到着。

 

昨日のユブから上がった来たあたりに、ハマナスとイノバラが自然に掛け合わさった(先生は、浮気した、と言っていた)コハマナス。トゲトゲが鋭い。

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後ろを向けば、オオヤマザクラ。サクラのサは、殻霊・稲神を意味し、クラはその坐所をあらわすそう。御山に咲く桜に宿る神霊が村々を見守っているという。

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 ここからマトネへ向けて出発。

ナニワズ。別名ヨメナカセ。この花が咲くと、集落では田植えが始まる。お嫁さんたちが多忙になるという季節の知らせ。

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ザゼンソウ。この花には強烈な悪臭がある。そのため、英名は、スカンクキャベジン

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 サンカヨウの蕾。幻の花、と言われている。

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見つけた!!白いカタクリ

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またしてもカタクリ群生地を通る。お、惜しい。開くまであとちょっと。

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そして先生が教えてくれた。カタクリ1年生。写真上部のショロッと出た草みたいなのが1年生。なんと、カタクリは、花が咲くまでに8年もかかるのだ。蝉のようだわね。

あと、佐渡カタクリの素晴らしいところは、葉に斑が入っていないこと。綺麗な若葉色一色。

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植物に見とれながら歩くとすぐ、マトネ到着。937.5m

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ここから石花越分岐点へ下りる。

途中、ハクサンシャクナゲの大群生。咲いたら綺麗なのだろうなあ。ナギは儺木で、人にふりかかる難を追い払う神木の意味であり、シャクナゲの古名である。有毒植物。

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あっという間に、石花越分岐点。

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ここでしばし、宿のお弁当を食べて休憩。

そこからカレー清水→追分→平城畑→石花登山口までを目指す。

途中、空気が冷たくなってきたなあと思ったら、パラパラと霙が降り注いできた!!

おおー。さすが、日本海!!

痛い~!!と言いながら、レインウエアを着て、下山を急ぐことに。

霙だったり、雨だったりする中を進むため、ここからは写真が減っていく(笑)。

 

ショウジョウバカマ

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ショウジョウバカマの面白いところは、根生葉の葉の先が地面に接すると、無性芽と根を出し、新株となる。下の2枚の写真も、長い葉の先に、新株ができているのが分かる。

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そして、やっと、開いているカタクリを見つけた。

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オオミスミソウ

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アマナ。食べると甘いらしい。

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ミヤマキケマン

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ナガハシスミレ。長嘴菫と書く。くちばしみたいに長い距があることからつけられたそう。距とは、花の管状の突出部で内部に蜜腺がある。

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ヤマトグサ。日本固有種。1科1属1種の植物で希産種。

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雨の中、なんだかんだで平城畑まで来た。あとちょっと。

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久しぶりのシュンラン。

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20分くらい下ると、石花登山口に。宿からお迎えに来てくれたバスに乗って移動。

ここまでで、7時間くらいかかったかな。

 

バスに乗って、見物がてら、尖閣湾の岬に来た。うーん。岬って感じだ。サスペンスドラマとかに出てきそう(笑)

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高野槇

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やっぱり日本海だわね。

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リアス式海岸っていうのかな?300万年前から地殻変動でプレートが隆起して作られた島なので、岩が荒々しい。

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と、ここで先生が、どうしても見て欲しい場所がある、とのことでまたバスで移動。

どこかの樹林帯の中へ行くと、大きなブナが。

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このブナ、「伏条更新」という状態のもので、植物学的にも大変に珍しいものなのだそう。伏状更新というのは、長く伸びた枝が、雪の重みで抑えられて地面に着き、根を出して枝が幹となり、株に成長していく状態を表すそう。このくらいの大きさの天然ブナでは日本ではまず見られないものなのだそうだ。

本当は、 ありがたく、じっくりと見物したいところなのだが、霙から雨になり、寒気が入り込んでいる佐渡地方。もうみんなガクガク震えが止まらぬほどに、寒い><。

 

寒さに負け、急いで暖かいバスの中に飛び込み、宿へついた。

寒いから、ゆっくり温泉につかってから、夕飯。

今日は加茂湖で獲れた牡蠣と甘鯛の焼き物。山菜の天ぷらなど。美味しかった。 

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最終日に続く。(最終日はほぼ、観光。) 

花登山 佐渡島④

 

2日目。

朝5時に起床。

外を覗くと、どんよりと曇った天気。心なしか、霧雨も降っているようだ。

朝食を取ってから、雨対応の装備をする。

 

宿を出発して、昨日後にした、トンデン山荘まで宿のバスで送っていただく。

 心なしか、雨も止んで薄曇りからのスタート。

 

本日は、登山ガイドさんの他に、植物博士の方も同行して、植物を解説してもらうことになっている。すこぶる楽しみ。

当初の予定よりも、時間に余裕があるとのことで予定していたルートよりも多く歩くことになった。ドンデン山荘から、尻立山頂上まで上がる。

 

歩くとすぐ、フッキソウ

先生が、親切に札を付けてくれた。

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次いで、アラゲヒョウンタボク

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30分もしないで到着。尻立山。940m。

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曇っていて、眺望は良くないのでさっさと後にする。

椿越峠まで下る。こんなにガス。

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モクレンのようだけど、タムシバ。枝がとてもいい香りを醸す。この枝を安い焼酎に漬けると、高級焼酎に変身するそうだ。

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ウスバサイシン。

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もう少し下ると、視界が多少は開けてきた。左にドンデン避難小屋と右にドンデン池。

白馬でもこんな景色を観たことあるような…。

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椿越峠。分岐。

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ここから金北縦走路入口を目指す。

サドアザミ。佐渡のみに分布するナンブアザミの新変種。

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水辺の周りに水芭蕉。今年初めてお目にかかるね。

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またカタクリ。開いてない。

 

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あらら!どこもかしこも。

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カタクリだらけ!

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そして、スミレサイシン。

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一時、車道(林道整備用道路)に出る。

ガード脇に蕗のとうがたくさん~!!!!美味しそうだ~!!

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進むと、金北縦走路入り口に。

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また続く。