きのう、何してたかな。

猫好き、山好き、本好き、映画・ドラマ好き。トドメは食いしん坊OLの、平凡な記録です。

book

たしかに。

久しぶりにゆっくりと読書をした。 読書をせねばならなかった、と言ってもいいか。 勤め先の会社の社長はエライ読書家で、私が以前出版社にいたことを知ってか知らずか、次から次へと本を貸してくださる。時には新聞記事の切り抜きを渡されることもある笑。 …

振り切れ読書。

月の前半に、金井美恵子『目白雑録』を読んだ。 金井美恵子、年に1冊くらいしか手に取らないのだが、まあ凄い。 溢れんばかりの教養や知性が備わっているのは分かる。 分かるのだけど、対象者または対象物への容赦なく斬りつける毒舌には驚かされる。 島田雅…

今更、孝昭。

がっかり読書(あくまでも、自分の読解力不足で)をしてからは、絶対に面白いやつを読み続けてやろう!という食い意地ならぬ、読意地が張り、かなり慎重に選択している。 自分の中では反則技だと思っているのだが、どうしても外したくないとき、探す時間がな…

満腹読書。

今日は、芥川賞と直木賞の発表の日だけど。 今回は、一作も事前に読んでいない。全然えばることではないか(笑)。 いつもは直木賞の方に読んでみたい作品が揃っているのだが、今回は芥川賞の方が興味津々。色々な意味で。話題の作品も、周りの雑音や情報を…

只者じゃないと思ったら。

年末、母が「純文学だと思って買ったらSFだった。間違って買っちゃったけど、読んだら凄い作品だった」と作品の良さを力説するので、貸してもらった。 ケン・リュウの『母の記憶に』。 早川書房の「HAYAKAWA SCIENCE FICTION SERIES」と言ったら、どうみて…

先人の跡。

今のマンションに引っ越す際に、蔵書を全部実家に預け、 お気に入りのたった5冊だけを持ってきた。 理由は部屋が狭すぎて、置く場所がないから。 あと、昔書いたかもしれないけど、現在独り身の自分が死んだとき、ゴミ(私の私物)となるようなものを残して…

本は繋がる。

暇なときのためにと、会社のデスクに置きっぱなしだった本がある。 デスクに置いておいても、会社では結局資料の雑誌や動画やDVDなど誘惑が多いのでなかなか読むことができない。 なので積読はホコリが溜まるので諦めて、帰り道に読むことにした。 山田太一…

文学の旬。

カズオイシグロ氏がノーベル文学賞を取ったようだ。 おめでとうございます。 毎年毎年春樹さんが取るんじゃないか?!と言われているけど、 よくよく考えると、カフカ賞、全米図書賞、ブッカー賞、ビューリッツァー賞などの大賞を取っている人たちが先に取る…

逃げ場がにゃい。( ノД`)

時間ができたのでやっとこさ、 小説『マチネの終わりに』と、ドラマ「助けて」に取り掛かることができているのだが。 現在、どちらも中盤を越えたあたりで、内容は2つ、全く異なるジャンルだけど、 もう、、、はぁはぁしてしまうようなのっぴきならない状況…

漢字と三島。そしてゆり子。

ここしばらく漢字の勉強をしている。 何度も書くけど、書き取りの出来がひどい。 難なく読めているものが、カタカナで現れると、全然漢字が頭に浮かんでこない。 と同時に最近、三島由紀夫を読んでいるのだが、 驚くことに、漢検の問題と同じ言葉がぞろぞろ…

車中に涙。

今さらながら、 武田百合子の『犬が星見た』と『富士日記(上中下)』を続けて読了。 通勤電車の往復だけ、ちびちびと読んでいたので時間がかかってしまった。 『富士日記』下巻では終わりが近づくにつれ、泰淳に刻々と死が迫りつつある様子が、今までの天気…

ゲラになる。

年のせい?生き方のせい?環境のせい? ゲラゲラ笑う、ということがそうそうなくなっている昨今。 それでも見ると必ずお腹を抱えて笑える本がひとつ。 それは、清水ミチコの顔マネ本。 先日、サブカル好き(この言葉はもう死語かしら?)の友人と、昔の『vow…

早く読めない><

部屋が狭すぎるため、雑誌も買えず、本も置いて良いのは3冊までと決めている。 よって、読みたい本は、ほぼ図書館で賄っている。 読みたい本を区立図書館のサイトで予約して、月に2度、まとめて取りに行っているのだが、悲しいかな、貸出期間が2週間と、私に…

決めた。

まだしつこく本の話が続く。 結局、『犬が星見た』を先に読むことに決めた。 母の本棚から借りた。帯は大江健三郎氏、なだけで中身の良さがうかがえる。 裏の奥付を見ると。発行から20日で重版がかかっている。売れたんだね。 そして、左上。幼児だった私の…

読書考。

先日の本の悩みからの続き。 『富士日記(下)』か、『犬が星見た』か、どちらを先に読むか、未だに決めかねている。とりあえず、下巻をamazonの中古屋さんで購入した。 届くまでの間、とりあえず母文庫から失敬した内田百閒『阿呆の鳥飼』を読んで繋いでい…

猛暑に読書。

毎日、うだるように暑い。 暑すぎるときは、一歩も外へ出ず、ガンガンに冷房を効かせたお部屋で 温かい飲み物を飲みながら読書するのが一番。これが地上では一番の癒し。 というわけで、裏の図書館で本を借りてきた。 借りたのは2冊。 『フェルドマン博士の…

贖罪読書。

異常なくらいな勢いで漫画を読み続けていたので、 罪滅ぼしがてらに本を読む。(なんか、難しい活字が読めなくなりそうなので) 『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』。江國香織さまのご本なり。久々なり。 日がな、ごろごろ寝っころがりながら1冊を読み終えた。 …

マンガ復活。

もう10年以上前かしら。 アラサーになったときに、「もう大人なんだから」と、積極的に漫画を読むことを基本的に(仕事上、必要のあるものがあったりする場合は例外で読んでいた)、封印していた。猫家の祖父母や両親たちは一切漫画を読まない家系だったので…

少しだけ、穏やかな読書。

しんどいガルシア・マルケスから、やっと解放されたのもつかの間。 ずっしりとした哀しみや、やりきれなさ、諦めのような切なさはまたしても巡っている。 今読んでいるのはアリス・マンローの『小説のように』。短篇の女王だね。 こちらも13年のノーベル文…

読書記録。

前回、スベトラーナ・アレクシエービッチの『チェリノブイリの祈り』を読了後、気分的にやっと解放された!と思ったのに、次の作品もどんより。 (こちらも猫母文庫より拝借。文学賞受賞シリーズの棚から数冊失敬してきた。なので、事前情報一切ない状態から…

引きずられやすいの。

激動の1か月を超えて、やっと自分の時間が取り戻せてきた。 喜ばしいことのはずなのに、なんだか毎日気が重い。滅入る。 私も人生初の五月病にかかったのか?!い、今頃?! と慄いていたのだが、理由が分かった。 今読んでいる本が、暗すぎるから!!! ス…

恐怖の2連発。

恐ろしいドラマを観ている。 先日から始まった韓国KBSテレビで放送されている「マスターククスの神」。 ククスとは、韓国のうどんのことで、マスターククスは、うどんの名匠?というのかな? 日本だと、皇室御用達の蕎麦職人など高い位置にいる人なのかな。 …

毛に注意。

「…権謀術数と漁色に明け暮れる毛の日常生活…。」 え?! 「毛(け)」って?!! 何?!! うつらうつらと読書をしていた通勤電車の中で、叫びそうになった。 よくよく読み直したら、米原万里さんの通訳エッセイの中で、李志綏著『毛沢東の私生活』について…

鑑賞&読書の記

ここ1、2週間で観たドラマや本についての記。 先日図書館から借りていた、西加奈子さんの『サラバ』上下巻と、川上弘美さんの『なめらかで熱くて甘苦しくて』を読む。 図書館の貸し出し期間が2週間と短いので、私にしてはマッハで読んだ。 小説を速読する…

一年越しのリクエスト本。

先日、近所の図書館からリクエスト本の順番が回ってきましたよーとの連絡を受けた。 予約を入れたのはたしか、1年前。 順番は560番待ち。 それが、とうとう私の手元に届いたのだ。西加奈子の『サラバ!』上下巻。 奥付を見ると、三刷されてから1年しか経って…

影響されやすいの。

本を読むたびに、その中の登場人物や、作家の気分になってしまう。 なんとも影響されやすいのである。 最近は、藤森照信さんの『建築探偵の冒険』に始まり、『建築探偵術入門』や山口晃さんとの共著『日本建築集中講義』をちびちびじっくり読んでいる。(と…

本も泣くけど、マンガでも泣く。

今年の漫画大賞を受賞したことでも話題の 東村アキコの『かくかくしかじか』を遅ればせながら、大人買い。 そして、一挙に読む。(しかも、職場で) 泣いた。 目から、鼻から、水がだらだら流れてしまった。 ここは、職場なのに。 ほんとにいい漫画だと思う…